【PRD100 ロールアップドラム レビュー】心のままに太鼓をどーん♪ドラム歴0年0か月の人がロールアップドラムを叩いてみたら気分爽快だった!!



PLAYTECH PRD100 ロールアップドラム
太鼓でどーん!!


はじめに

 みなさんは楽器を演奏できますか?以前、ウクレレの記事でお話ししたことがあると思いますが、私はギターをほんの少しだけ弾くことができます。若かりし頃、「ギターとか弾けたらモテるんじゃね!?」と勘違いしたことをきっかけにギターを弾くようになり、その後、高校・大学時代は時々バンドを組んでスタジオに入ったり、ライブハウスで演奏したりしていました。もちろんただの趣味レベルです。そんな感じで中途半端にギターを触ってきたおかげで、インターネットのUフレットのコード表見ながらなら、ごまかしつつ演奏して一人生演奏カラオケをすることができます。

 

フェルナンデスのZO-3(ぞーさん)

 

そんなわけで(どんなわけやねん)、今日は千葉県のサウンドハウスさんがプロデュースする楽器ブランドのPLAYTECH(プレイテック)より、今年の629日に発売された激安ロールアップドラムセット【PRD100】を紹介いたします(発売されたと言うより、発売されていたに近いくらいラグがある紹介ですみません)。PLAYTECHブランドからは、ギター、ベースはもちろん打楽器やサックス、フルートなど様々な楽器がプロデュースされています。最初にお断りしておくと、PLAYTECHブランドの楽器はガチ奏者には全くおススメできるものではないと思います。ネットで評判を見ていただければわかると思いますが、かなり叩かれている商品が多いです。一流メーカーの楽器と比べるとあらゆるクオリティ面で劣っていますが、その価格は信じられない程に安いです。特にエレキギターなどは、目を疑うような低価格で販売されています。しかし価格が安いので、お金はないけれどとにかく楽器に触れてみたい、もしくはEnjoy Music的な目的(意味不明)にはピッタリで、そのようなニーズのユーザーであれば選んでみても悪くない商品だと思います。

 

以前記事にしたアリアのウクレレ


 今回紹介する【PRD100】はその型番からわかるように、何と10万円・・・ではなく、税抜き3,980円!!商品の型番が値段とリンクするメーカーも多いですが、PLAYTECHにその法則は当てはまりません。3,980円でドラム本体、スティック、スピーカー、ハイハットとバスドラムのペダル、電源ケーブル等演奏に必要なものは全て揃っています。しかも、結構な頻度で10倍ポイント還元中です・・・これはもはや価格破壊なんてレベルではないと思います。しかし、先に結論を言っておくと、このロールアップドラムはドラムの練習には向かないと思います。PLAYTECHシリーズのギターやベースなどは普通に演奏ができる「ギターやベース」と言って良いと思いますが、このロールアップドラムに関しては「ドラム」だと思って買うと変なことになる気がします。しかし、格安な「ロールアップドラム」だと考えて扱えば、中々楽しい商品だと思います。今日はそんなコスパ最強ロールアップドラムを見ていきましょう!!

 

使ってみた

 重大なことを言い忘れていましたが、私はドラム歴00か月です()レビュワーとして何か致命的な問題を抱えている気がしますが、「そんなの関係ねー!」と優しい気持ちで見守る様に読んでいただけると嬉しいです。

 PRD100は写真のような製品の箱がプチプチで包まれた状態で送られてきました。段ボールによる梱包は無くプチプチと製品の箱のみの梱包でしたが、箱には潰れなどはなく綺麗な状態でした。いつものようにナカバヤシのデスクに置くとこんな感じです。サイズを調べずにポチったので、注文が確定した後で、滅茶苦茶大きかったらどうしようと不安になりましたが完全に杞憂でした。写真のようにロールアップドラムはすごくコンパクトでした。

 

箱にPCモニターが映ってしまった(;^_^A


 箱を開けると、500mlのペットボトルを一回り大きくしたくらいの本体&スピーカーユニットとドラムパッドが箱の真ん中に鎮座しており、その周りに必要なアクセサリ類が入っています。本体ユニットとドラムパッドは一体になっていて取り外すことはできません。ドラムパッドには太鼓が5つ、シンバルが4つ付いています。他のメーカーのロールアップドラムに比べると太鼓の数が充実している気がします。


パッドの下にスティックが入っています

箱から取り出してナカバヤシのデスクに乗せるとこんな感じです。想像以上にコンパクトです。もちろんV系アーティストのように2バス&要塞のように張り巡らされた太鼓とシンバルをイメージしていた人はいないと思いますが、本当に驚くほどにコンパクトです。説明書によると、太鼓は左下から時計回りにスネア、ハイタム、ロータム、ローフロアタム、シンバルは同じくハイハット、クラッシュ、クラッシュ、ライドです。真ん中の太鼓は、バスドラムです。そうです、この子、PRD100はバスドラムをスティックで叩くことができてしまうのです()もちろんペダルを踏んでも音が鳴ります。ドラム歴00か月なので、詳しくはわかりませんが、必要な太鼓とシンバルは確保されていると思います。

 

とってもコンパクト!!


 早速セットアップをしてみます。説明書を読みつつ、まずは電源を接続します。ロールアップドラム本体ユニット側はUSBタイプb、電源側は通常のUSBタイプAの接続です。ACアダプタのようなものは必要なく、付属のUSBケーブルで繋ぐだけで電源の確保はOKです。ハイハットとバスドラムのペダルはケーブルでつながっており、本体にユニットに3.5㎜プラグ接続すれば演奏準備はOKです。あまりにもセットアップが簡単すぎて、本当にこれで良いのかと疑ってしまいます。本体ユニットにある電源をオンにすると、通電したことを示すLEDが赤く点灯します。そして、おもむろにドラムパッドに触れてみると、音がするではないですか!!いや、音がしないと不良品なのですが、しっかりとドラムの音がします。ボリュームはスイッチ式で段階的に音量を調節することができます。ダイヤル式ではないので微妙な音量調整はできません。音量を最大にすると、家庭内で使用するには十分すぎるくらい大きな音がします。音質はいわゆる電子ドラムサウンドで、極端にリアルな音がするわけではありませんが、ちゃんとドラムの音がします。

機能は意外と多彩


本体ユニットには外部入力端子がついており、付属の3.5㎜ケーブルを使ってスマホなどを接続するとその音源を鳴らしながらドラムの練習することができます。これは中々良い機能だと思います。Amazonミュージックなどから持ってきた音源を鳴らせば、買ったその日から気軽にセッションができます。本体ユニットにはデモ演奏ボタンもついており、スイッチを押すと、ドラムフレーズのデモ演奏を鳴らすことができ、それに合わせながら練習することもできます。しかし、私のような超初心者的には譜面が付属していて欲しかったです。簡単そうなフレーズなのでドラム経験者なら無くても平気かもしれませんが、初心者的には譜面があると助かります。もちろんイヤホン端子もついているので、深夜でも演奏することができます。

 

外部入力もヘッドフォン端子も装備

ロールアップドラムのパッド部分は、太鼓やシンバルの部分がちゃんと厚くなっています。しかし、そのことによってロールアップドラムにも関わらず、持ち運ぶ時にロールしにくいです()元々が小さいので大した問題にはならないと思いますが、無理にロールすると壊れるような気がしました。

 

パッド部分は厚みがある

 ペダル類を見ていきましょう。ハイハットのペダルとバスドラムのペダルの形状は全く同じです。見た目ではほぼ見分けがつきませんが、電源を繋いで踏んでみればどっちがどっちなのかはわかると思います()バスドラは踏むと「ドンっ」となります()ハイハットは踏むと「シャッ」と鳴ってハイハットが閉じる設定になっています。残念ながらハイハットの閉じ具合の微調整はできません。ここまで読んで気が付く人は気が付くと思いますが、全ての太鼓とシンバルは力加減による音量の調節が一切効きません。「オンかオフ」「やるか、やられるか(謎)」という、どんな時でも全力投球する潔い仕様です。ピッチングも160/hであれば、牽制球も160km/h!!力加減のような小細工は一切なしです(*´▽`*)

 

ハイハットとバスドラのペダルは瓜二つ

横から見るとこんな感じ

 

終わりに

本日はサウンドハウスさんのプライベートブランドPLAYTECHのロールアップドラム【PRD100】を紹介しました。PRD100は低価格にも関わらず、演奏に必要な全ての道具が揃っており、買ったその日から演奏を楽しむことができます。本体ユニットとドラムパッドは非常にコンパクトにまとまっているので、小さなテーブルでも簡単に設置することができて、場所を選ばずドラムが叩けます。音量もそこそこあるので、自宅でホームパーティをしたり、仲間内でちょっとしたセッションを楽しむにはうってつけのアイテムではないでしょうか。音自体は普通のリズムマシン程度のサウンドクオリティで特別に良いわけではありませんが、五種類の太鼓と4種類のシンバルがあるので様々なリズムを刻むことができます。

 

ちょっとした子供用おもちゃ程度の販売価格なので、流石に多くを望むことは難しいですが、使ってみて気になって点をいくつかあげておきます。まずは前述した通り、叩き方による音量の調節ができません。バラードのような曲で叩き方で徐々に音を大きく、もしくは小さくするようなことはできせん。良く言えば、どんな人でも常に、まるで機械のように安定したサウンドを叩き出すことができます。どうしても演奏中に音量をコントロールしたければ、ギターのボリューム奏法のようにドラムを叩きながらボリュームをいじることも可能かもしれませんが、ボリュームはダイヤル式の音量コントローラーではないく、段階的に音量をコントロールするスイッチ式なので滑らかなボリュームコントールは難しいと思います。

 

次に、付属のペダル類が演奏中に動きやすいです。ペダルの裏面に滑り止めのゴムが貼ってありますが、フローリングの床に置いて踏んでいると、知らない内にペダルが結構動いてしまい、ペダルの向きや場所が変わってしまうことがありました。ペダルをより滑りにくくするか、両面テープで固定するなどして動きにくくする工夫が必要かもしれません。

 

最後は、付属のスティックのバリ取りが甘いです。付属のスティックは恐らく木から削り出されたままの無塗装状態で、スティックの上下部分に少々バリが残っています。そのままだと手に当たる感じがあったので私はサンドペーパーで軽く磨いてあげました。もちろん100均のサンドペーパーで大丈夫です。付属のスティックにはメーカーロゴなどは一切入っていないので、サンドペーパーで磨いた後は塗装をしたり、シールなどでドレスアップして楽しむのも良いかもしれません。

 

ここまで書いてみて、ふと思いました。お子さんがいるご家庭であれば、このPRD100とピアニカ、ハーモニカ、ギター、ウクレレ等、家にある楽器を合わせて演奏会をすると楽しいかもしれません。複雑な楽器と違って、PRD100は誰が叩いても安定した音量が出るので、演奏者の年齢や体格に関係なく誰でも気軽に演奏を楽しむことができると思います。曲を演奏しても良いですし、難しい理屈抜きでただみんなで即興で音を出すだけでも楽しいものです(実際に音楽療法でそのようなものがあります)。実はスティックで叩かなくても、指で優しくタップしても音が出る仕様なので、両手の指を駆使して演奏すれば、世界最強のドラマーを目指すことができるのかもしれません。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

PS

その1 Amazonだと高いですね。今度、サウンドハウスのリンクを貼っておきます。

その2 モバイルバッテリーでもプレイできるか検証したいと思います。

    →検証しました。モバイルバッテリーでもバッチリ鳴りました!!


【PRD100 ロールアップドラム】場所や環境を選ばず、大人から子どもまで楽しめるロールアップドラムです。複数のドラム音色、合わせて演奏できるデモ曲を搭載。スピーカーで音を鳴らすことはもちろん、イヤホンで聴くことも可能。ドラムを叩いてみたいという初心者から、家でも軽くフレーズの確認がしたいというドラマーにもおすすめ。

【PRD100 ロールアップドラム】場所や環境を選ばず、大人から子どもまで楽しめるロールアップドラムです。複数のドラム音色、合わせて演奏できるデモ曲を搭載。スピーカーで音を鳴らすことはもちろん、イヤホンで聴くことも可能。ドラムを叩いてみたいという初心者から、家でも軽くフレーズの確認がしたいというドラマーにもおすすめ。


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