「TRN EMX レビュー」大型ベリリウム振動板を搭載したイントラコンカ型イヤホンの実力は!?

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アルミニウム筐体がカッコいい(*´∀`*)🍀✨

はじめに

 みなさん、こんにちは☀️三流心理カウンセラーです(*´∀`*)🍀✨本日はTRNEMX」についてレビューしていきます。ちなみにEMXはTRN Promo Discount Store(←クリックするとショップに飛びます)さんよりご提供いただきました。いつもありがとうございます。「EMX」はイヤホン片側に14.2mmのダイナミックドライバー(以下、DD)を搭載したイントラコンカ型のイヤホンです。TRNのイントラコンカ型イヤホンだと、以前に動画の方で「EMA」をレビューしましたが、本日レビューする「EMX」はDDにベリリウムコートのダイアフラムを搭載しています。PETコンポジットダイアフラムの「EMA」はかなりあっさりとしたサウンドだったので、ベリリウムコートダイアフラムが採用された「EMX」がどのようなサウンドを奏でてくれるか楽しみです。ちなみにメーカーが公表している曲線はこんな感じになっています。ちょっと見慣れない形のカーブを描いていると思いませんか?

 

ちょっと見慣れない曲線ですね。引用 Amazon:TRN直営店

 「EMA」と同じく「EMX」もイントラコンカ型イヤホンとしては珍しい、ケーブルの着脱が可能な仕様になっています。「EMX」の付属ケーブルは8芯のOFCケーブルで、プラグ端子の部分を機材環境に合わせて2.5mm、3.5mm、4.4mmに変換可能な、いわゆるキメラケーブルになっています。しかも2.5mm、3.5mm、4.4mmの3サイズのプラグが付属しています。

「・」と「▲」の向きを合わせて接続します。
 

プラグは2.5mm、3.5mm、4.4mmが付属
 

 例えば日本のAmazonではTRNTRN-T2 Proケーブル(16芯)は、端子1本付属で2,680円程度で販売されています。しかし、「EMX」を購入すると、付属8芯OFCケーブルに端子が三種類ともついてきます交換用プラグがAmazonで一本1,280円くらいで「EMX」の販売価格が5,680円程度であることを考えると、ケーブルを購入するとおまけで「EMX」が付いてくるような感じになります。

 考え出すとちょっと謎な価格設定です。余談ですが、交換用のプラグにはLightningやType-C端子もあるようです。なんともヘンテコな前振りになってしまいましたが「EMX」の音を簡単に表現すると「全体的にフラットで聴き疲れのしないクリアーなサウンドで、ベリリムらしくないオーソドックスなサウンド」です。「EMR」とは違ったサウンドなのですが、「EMX」もすっきりとしたサウンドなので結構評価が分かれる一本だと感じました。詳しくはこの後、じっくりと見ていこうと思います。本日も最後までよろしくお願いいたします。

 

Bluetoothモジュールと組み合わせるのもオススメ♪


使ってみた

 まずは、パッケージから見ていきましょう。低価格帯のイヤホンに多いシンプルな白い箱に入っています。

白箱だけれど、やや高級感あり✨
 

 付属品8芯銀メッキOFCケーブルプラグ端子が3セット(2.5mm、3.5mm、4.4mm)スポンジ製のイヤースリーブ(イヤーマフ)が2セット、スウェード調のキャリングポーチです。付属ケーブルは8芯ですが、スリムかつしなやかで取り回しは良いと思います。イヤースリーブの装着は好みでOKですが、イヤースリーブ装着の有無で装着感と音質が結構変わります。イヤースリーブを装着しない状態だと低音が物足りないと言う方は、イヤースリーブを装着した方が好みの音質になると思います。

付属品はこんな感じです。
 

 イヤホン本体を眺めてみましょう。イヤホン筐体はアルミニウム合金製でCNCで切削加工されたものなので造りは非常に良いと思います。前作の「EMR」もそうだったのですが、TRNのイントラコンカ型はデザインや作りのレベルが高いと思います。DDドライバー搭載機にはほぼ必ず設置されているベント孔は大きめというか、セミオープンタイプの仕様になっています。セミオープンにすることで、イヤホン筐体内部に生じた圧力を効果的に逃すことができるため、一般的な傾向として鼓膜への負担を減らすことができ、また音質傾向としてもすっきりとした音質になることが多いです。

右のようにセミオープンバックになっています。

 

そろそろ実際に音の方を聴いていこうと思います。

本日の使用機材

イヤホン:TRN「EMX」

ケーブル:TRN 「付属品8芯銀メッキOFCケーブル」 4.4mm

DAC:FiiO Q3

イヤーピース:付属スポンジ製イヤースリーブ

再生機器:ASUS Zrnfone8

音源:Amazonプライムミュージック LiSA 「一斉ノ喝采(24bit/48KHz)」、 幾田りら「JUMP(24bit/96KHz)」、yama「色彩(24bit/96KHz)」他

4.4mmバランス接続で聴いていきます♫


 低音域はややスピード感がある鳴り方ですがおとなし目の印象です。同社の「EMR」に比べると低音の解像度は2ランクくらい上で、濁りがなくクリアーな感じですが、低音の量感は控えめに感じます。「EMR」の時もそうだったのですが、TRNのイントラコンカ型は個人的には少々装着具合が浅いような気がして、少し強めに押し込むようにしないとポテンシャルを発揮できていない気がしました。 そして、中音域はクリアーな低音域の上に重なるような感じでスッと鳴って、フワっと消えていくような、ある種の空気感を感じる、ややシルキーな音色です。中音域の中ではヴォーカル帯域が一番聴きやすいのですが、主張は弱めで、解像感よりも滑らかさを感じる鳴り方で、セミオープンらしく、ややエアリーな鳴り方ですが、余韻は短めにシュワっと消えていきます。 

左:EMX   右:EMR

 シンバルのような金物の音は歯切れが良くサラサラとした鳴り方で、TRNが公開している曲線通り、主張が弱めで金属感や解像感はありつつも耳障りなところがほぼ感じられず、高音域がかなり刺さりやすい楽曲を聴いても刺さりは気になりませんでした。音場は普通程度の広さで、分離感よりも全体的に音がまとまって聴こえるチューニングで、音数の多い楽曲だと少々分離感が悪く感じるので、シンプルな構成の楽曲を静かに聴くような使い方と相性が良いのかなと思いました。 そういった意味では試してはいないのですが、テレワークやオンライン授業のように長時間音を聞くような使い方や、リラクセーションミュージックなどをBGMとしてリスニングするような用途との相性がいいのかもしれません。

思いのほか、穏やかなサウンドでした。

終わりに

 本日はTRNの「EMX」についてレビューしていきました。「EMX」はイヤホン片側に14.2mmのベリリウムコートDDを搭載したイントラコンカ型イヤホンで、「全体的にフラットで聴き疲れのしないクリアーなサウンドで、ベリリムらしくないオーソドックスなサウンド」が魅力の一本でした。

 

見た目に反して、どちらも音に癖がないです。

 最近はベリリウムを使ったダイナミックドライバーを搭載するイヤホンが本当に増えたと思います。ベリリウムDDが登場した当初は「すっきりとした水のようなサウンドや綺麗な高音域」が評判になっていた気がしますが、ここ1-2年間、ベリリウム系DDを聴いてきた印象としては、「スピード感」と「キレの良さ」、そして「解像感があるのに豊かな低音」を鳴らすという印象を持つことが増えました。

高級感があって・・・

 今回レビューした「EMX」は今まで使ったことがあるベリリウム系DDイヤホンの中で一番大きな14.2mmというイントラコンカらしい大口径のDDを搭載していました。DDの直径が大きいと低音が出しやすくなるイメージ、というか低音が出しやすくなるはずなのですが、「EMX」は低音域に振った感じでもなく、高音域に振ったわけでもない、なんとも不思議なチューニングが施されていました。私の手元にあるイントラコンカ型イヤホンの中でも一番あっさりとしたサウンドを鳴らす一本でした。


筐体の造りは抜群にカッコイイと思います。

 

 耳掛け型でアルミニウム合金でできたイントラコンカ型の「EMX」は非常にカッコいいのですが、今回使用してみて、イヤホン筐体をもう少し耳の奥に入れて聴きたいと思いました。少し耳に押し込み気味で聴いた方が低音域にメリハリが出てきて、個人的には耳の奥に押し込み気味で聴いた方が好きなサウンドを得られたのですが、あんまり押し込むと耳が痛いので、なんと言うか使い手を選ぶような印象がありました(謎)。

 

セミオープンバックも魅力的

 今回レビューしたTRNの「EMX」はセミオープンのアルミニウム合金製の筐体で、リケーブルできる仕様でありながら、販売価格が安く、しかもベリリウムコートのDDを搭載しているということで、ある意味期待していたのですが、個人的には音が大人し過ぎる気がしました。イヤホンの仕様や筐体の造り自体は非常に良かったので、次回イントラコンカ型イヤホンを出す際には、もう少し攻めたメリハリのある一本を期待したいです。最後に、前半でもお話したのですが、日本のAmazonではTRNのキメラケーブルTRN-T2 Proケーブル(16芯)が端子1本付属で2,680円程度で販売されていますしかし、「EMX」を購入すると、付属8芯OFCケーブルに交換用プラグ端子が3セット(2.5mm、3.5mm、4.4mm)ついてきます交換用プラグがAmazonで一本1,280円くらいで「EMX」の販売価格が5,680円程度であることを考えると、ケーブルを購入するとおまけで「EMX」が付いてくるような感じになります。そういった意味では・・・「いや、何でもないです(謎)」「そんなわけで、今回はこの辺りで終わろうと思います。本日も最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m🍀✨


音はもっと攻めて欲しい気がしました。

 YouTubeTwitterもよろしくお願いいたしますm(__)m🍀✨


コメント

  1. あけましておめでとうございます!
    こちらのイヤホンは、そんなに奥にいかないのですね。
    となると、おすすめのイントラコンカはどちらになるでしょうか?
    EMXはすっごくカッコいいんですがね!

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    1. あけましておめでとうございます。コメントいただきありがとうございます。奥に行く行かないという点で、厳密に言うと、実はEMXのイヤホンハウジングの直径は小さめなので奥に行く方なのですが、私の好みの音を得るためにはもう少し奥に入れたいみたいな感じでした(謎)この辺りは好みの問題なので、意見が分かれそうな気がしています。
      デザイン面で言うと、シルバーのイヤホンハウジングがすこぶるカッコいいのでEMXは最強クラスかなと思っています。個人的にはNICEHCKのEMXのサウンドがよくできているなと思っています(*´∀`*)👍🍀✨

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    2. ご返信ありがとうございます♪
      奥に入れた方がカウンセラーさんの好みなのですな。
      NICEHCKにもEMXがあるのでしょうか?
      ※4日にご返信いただいたようですが、ブログに表示されたのは本日だったので返信遅れましたm(_ _)m

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    3. ごめんなさい。コメント見落としていました💦
      NICEHCKのEMXとか書いてしまいました💦💦💦
      正しくは、NICEHCKのEB2Sでした(*´▽`*)👍🍀✨

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