【KB EAR LARK レビュー】はじめての中華イヤホンにおススメ!?

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上級者でも納得のいく音質です(*´▽`*)

はじめに

 みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)✨

 当ブログは基本的に毎週金曜日に更新しているのですが、昨日は自宅のWi-Fiが不調になっていることをすっかり忘れていて、アップロードが土曜日になってしまいました。

本当に申し訳ございませんでした_(._.)_。


 さて、気を取り直して(早っ!!)、本日は昨年の秋ごろにKBEARからリリースされたイヤホン、「LARK」についてレビューしていきたいと思います。LARKに関しては、既にネット上に一流レビュワーの方々の素晴らしいレビューが沢山あるので、私は三流なりにのんびりとレビューしていきたいと思います。LARKと言えば「雲雀(ひばり)」ですね。きっとご覧いただいている方の中にも「ひばり組」出身の方がいるかもしれません(謎)


 雲雀と人間の関係は歴史があるようで、Wikipediaなどを見ると、大伴家持が万葉集の中で詠い、松尾芭蕉や与謝蕪村も句の中で詠っており、春の季語にもなっているとのことです(ここ、試験に出ますよ)。あまりに長いと、ブラウザの戻るボタンが押されてしまうので本題に戻ります。

銀色の丸いのがDDユニット♬

 いきなり結論から入ると、LARKは適度な広さを持った心地良い音場で、低音域から高音域まで音質のバランスが取れた非常に聴きやすい音だと思います。中華イヤホンは、若干個性的な音がするイヤホンが多いのですが、LARKは良い意味で変な個性がなく綺麗な音が鳴ります。独断と偏見でざっくりと言ってしまえば、LARKは中華イヤホンらしさはありつつ癖がないので、中華イヤホン初心者におススメしやすいイヤホンだと思います。そんなLARKの高音質を作りだしているのは、広がりのある低音域から中音域の生み出す10㎜のダイナミックドライバーユニット(DD)と繊細な高音を作り出すバランスド・アーマチュアユニット(BA)です。このように複数の違った種類のドライバーユニットを組み合わせたイヤホンのことを、ハイブリッドドライバーイヤホンと呼ぶことがあります。今日はこれからLARKについて、じっくりと紹介していければと思っています。本日も最後までお付き合いをよろしくお願いいたします。YouTube動画はコチラです



使ってみた

 まずはパッケージから見ていきましょう。LARKはそこそこ大き目の箱に入っています。箱を開けると結構高級感があります。もしもイヤホンのことを知らない人がプレゼントされたら高級感にびっくりするかもしれません。外箱をスライドさせて内箱の蓋を開くと、まずはイヤホンのフェイスプレートが目に入ります。光沢感のある金属製のフェイスプレートに六角形の模様(卵の殻にヒビが入って、これから雛鳥🐣が出てくる卵のイメージ?)が刻印されていて、仕上げも非常に綺麗です。ちなみに金属の素材はジュラルミンで作られているとのことです。


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右はJSHiFiの製のリケーブル


 イヤホンの下の箱を開けると、イヤホンケースが出てきます。この手のケースは黒で地味なものが多いのですが、LARKに付属しているケースはデニムのような雰囲気のファブリックで仕上げられていてお洒落です。左側の細長い箱には、ケーブルとイヤーピースが2種類入っています。価格帯を考えると、いわゆるエントリー向けの製品だと思うのですが、付属品が豪華で、程よい大きさのケースまで付属しているのはとても良いと思います。

高級感があるパッケージング

盛りだくさんの使える付属品

 さて、イヤホンを取りだしてみましょう。イヤホンのフェイスプレートはジュラルミン製ですが、耳にあたる部分は透明な樹脂製です。色は三色あるようでGreen(緑)、Mauve(葵の花)、Light Gray(灰色)、私の手元にあるのは多分Light Gray(灰色)だと思います。シェルの色合いが綺麗なGreen(緑)、Mauve(葵の花)のフェイスプレートの色はシルバーのようですが、Light Gray(灰色)はフェイスプレートの色が黒っぽい仕上げでかっこいいです。イヤホン本体には予め、Mサイズのイヤーピースが装着されています。ケーブルは銀メッキの編み込みタイプのケーブルで、ケーブルの端子部分にLRの刻印があります。イヤホンケーブルの接続端子部分が四角い左右対称のタイプで、逆向きでも接続できてしまうので、この手のイヤホンが初めての方はイヤホン本体側面LRの記載を確認して、誤った向きで接続しないように注意が必要かもしれませんね。参考までに写真のような向きが正しい接続になります(イヤホンとケーブルにLRが記載されているので、それを合わせて写真のような向きで接続してくださいね(^_-)-☆)。


R(右)はこの向きです(^_-)-☆


 では、音質をチェックしていきましょう。使用機材はいつも通りHuaweiのP30Proで、接続はエレコムのDAC内蔵USB-3.5㎜変換ケーブルAD-C35SDBKを使用しました。音源はAmazonプライムミュージックです。楽曲はもちろん、イギリスのレイフ・ヴォーン・ウィリアムズが作曲したヴァイオリンによるヒバリのさえずりを模擬した『揚げひばり』です。ヴァイオリンの音が非常に豊かで・・・やっぱり気が変わりました。寒い時期なので中島美嘉さんの「雪の華」を聴いていきましょう。みなさんもご一緒に聴いていただきつつ、TwitterやYouTube上のコメント欄で色々お話ができれば嬉しいです。


Rが右耳用です(*´▽`*)


 オルゴールの幻想的な音から、広がりを感じるストリングスとピアノの音が空間を造り出します。ヴォーカルはピアノよりも半歩下がったところにいる感じでしょうか。中島美嘉さんの息遣いが程良く響き、サ行は刺さるか刺さらないかのラインで、ヴォーカルは気持ちよく伸びていきます。2コーラス目にはアコギとベース、ドラムが加わります。アコギは左上くらいで広がり、真ん中くらいにベース、ドラム、さらに右にはピアノが加わり、それを包み込むようにストリングスも鳴ります。それぞれ艷やかな感じで中々聴き応えがあります。色々な種類の楽器が鳴った時に、どこかが突出せずにバランスよくリスニングできます。このように定位感がわかりやすいイヤホンは聴いていてとても楽しいと思います。


価格帯的にはライバルのDQ6(左)


 少し話がそれますが、同じ価格帯にはKZのDQ6という強力なライバルがいます。もしかすると、LARKとDQ6で悩まれる方もいるのではないでしょうか?選ぶ際の参考になるように、LARKとDQ6をいくつかの点から比べてみましょう。

①形状:形状がかなり違います。どちらもイヤホンケーブルを耳の上から回して装着する通称Shureがけと呼ばれる装着方法なのですが、LARKはイヤホンハウジングがオーソドックスな形状で装着感に癖がありません。一方DQ6はハウジングが立体的な形状をしていて、それが耳に合えばLARK以上のフィット感が得られますが、耳に合わない人は装着していること自体が苦痛になる可能性があります。

DQ6(右)はハウジングの形状に癖がある


②付属品LARKは前述した通り、付属品が豊富で、初心者の方が初めてイヤホンを購入した際にあると便利なものが大体揃っています。特にイヤーピースに関してはS、M、Lの3サイズ、しかも二種類の硬さのイヤーピースが付属しています。付属品のイヤーピースにも関わらず、結構普通に使えるクオリティのイヤーピースというのもポイントが高いと思います。追加でイヤーピースを色々買わないでもイヤーピースの硬さの違いのよる装着感の差や音質の違いを試すことができるので、初心者の方でも自分の耳にフィットしやすいイヤーピースを探しやすいと思います。一方、DQ6はイヤーピースがペラペラで耳に合わない人が多い印象があります。メーカーが付属させているのだから使えるものなのかもしれませんが、私の周りでは良い評判を聞きません(ちなみに私も耳に合わなくて使っていません)。イヤーピースが自分の耳にフィットしているか否かで、イヤホンから聴こえる音がびっくりするくらい変わってしまうため、イヤーピースのフィッティングは非常に重要なのです。もしかすると、イヤーピースのフィッティングはイヤホン選び以上に重要なことかもしれません。初心者の方で、イヤーピースを色々持っていない人にとっては、LARKに付属している豊富なイヤーピースはとても助かると思います。


③音質LARKの音質はあまり癖がありません。もちろん中華イヤホンらしく、低音域と高音域に特徴がある、弱ドンシャリ気味の音質で、全く癖がないわけではありません。音場(空間の広さ)や音の定位(空間の中でどのように音が配置されているか)の味付けも中華イヤホンらしいリスニングを楽しくさせる設計だと思います。一方、DQ6はLARKのよりも一枚上手の音だと感じる人が多いと思います。LARKよりも音場が広く、音のメリハリ感や音域の広さを感じる人が多いと思います。しかし、この辺りはどちらが優れているかではなく、好みが分かれやすいポイントだと思っていただくと良いかと思います。ちなみにどちらも「もっと上のクラス(一万円以上の)の中華イヤホン」と比べてみると、なるほどな(謎)と感じると思います。


中華イヤホンも上のクラスの音質はレベルが違う

④ケーブル:LARKとDQ6は、それぞれ同程度のリケーブルができるタイプの銀メッキの編み込みタイプのケーブルが付属しています。どちらも品質は特別に悪くないため、そのまま使うことができます。LARKに付属しているタイプはいわゆる「中華2pin」や「TFZタイプ」と呼ばれる2pinタイプのコネクタになっています。これらのタイプのコネクタは汎用性が高いので、後々リケーブルを買った場合に色々なメーカーのイヤホンに使いやすいメリットがあります。一方、DQ6はKZのリケーブルの中でも、QDCと呼ばれる2pinタイプコネクタが付いています。こちらは主に最近のKZ系専用な感じです(AS06など、昔のKZはQDCではないので注意が必要です)。LARKかDQ6を選ぶかによって今後リケーブルで使えるイヤホンが変わるので、ある意味、これから先に広がる沼のコースが少し変わってしまいます(最後は一緒だと思いますが(謎))。ぱっと見はどのタイプの2pinコネクタも同じように見えますが、何気に互換性がないので注意してください。


LARKは四角い中華2pin

DQ6は楕円のQDC2pin


終わりに

 本日はKBEARのインイヤーモニター型イヤホンであるLARKを紹介させていただきました。LARKは中華イヤホンとしては、癖がない音作りで様々な曲が楽しく聴けるイヤホンでした。低音域から高音域まであまり癖がないので、LARKをじっくりと聴き込んでいくことで、「もっと沈み込むような低音が欲しい」、「もっと抜けるような高音が欲しい」など、自分の求める音質について知ることができると思います。もちろんLARKをずっと使い続けるのも十分にありだと思いますが、日々進歩する中華イヤホンの沼にハマってみるのも一興だと思いますよ。

ICチップなどなども音作りに影響を与えている

 使ってみたの②の項目で記述させていただいた、イヤーピースについての補足ですが、イヤーピース選びは本当に奥が深いです。初心者の方は必ず試してほしいのですが、音楽を聴きながら、イヤホンのフェースプレートを人差し指で耳に押し付けてみて、イヤーピースの密着度による音の変化を確かめてみてください。どうでしょうか?きっと驚くほどに音が変わったと思います。自分にとって一番好みの音質になる様に装着できるイヤーピースを選ぶことができれば、より一層楽しく音の世界に浸れると思います。自分の好みの位置でイヤーピースがはまってくれない人はウレタンタイプのイヤーピースや、熱可塑性エラストマー製のイヤーピースを使うことで、しっくりくる装着感を得ることができると思います。また、「Shureがけイヤホンあるある」なのですが、イヤーピースが良い位置に決まってもShureがけするとイヤーピースがベストポジションからずれてしまうことがあります。この場合はケーブルの硬さが原因になっていることが多いようです。純正ケーブルは硬いものが多いため耳にかけた拍子に、イヤホンが引っ張られてしまうことでイヤーピースがベストポジションからズレてしまいやすので、そういった時はケーブルがしなやかなリケーブルを購入してみるのがおススメです。少々長くなってしまいましたが、今日はこの辺り終わろうと思います。KBEAR LARKを使い込んで、雲雀のように中華イヤホンの沼に向かって飛び立ちましょう。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ここが沼への入り口です(*´▽`*)




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