【M-SOUNDS MS-TW11 レビュー】アクセサリーのようなお洒落なカラーリングなのに、aptXにも対応した実力派TWSイヤホン
水も滴るお洒落なTWS(ケースは非防水です) |
はじめに
みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)。毎週金曜日に更新の当ブログですが、今回少々忙しくて思ったように記事を書くことができませんでした。時々こんな日もあるかと思いますが、今後とも生暖かい目で見守りつつ、応援していただけると嬉しいです。
本日は2021年2月26日に日本メーカーM-SOUNDS社より発売されたTWSイヤホン、「MS-TW11」についてレビューさせていただきたいと思います。M-SOUNDS社は、「新しいミライのミュージックライフを提供する」ということを目標に掲げたブランドで、「音楽をより快適に、より身近に」をコンセプトとして、音だけでなく使い勝手の部分にもこだわった製品を提供しているとのことです。ちなみにM-SOUNDSのMはMirai(ミライ)を表しており、今回ご紹介するMS-TW11のデザインもどこか未来的な雰囲気を感じる仕上がりになっている気がします。音だけでなく使い勝手にもこだわった製品とのことですが使い勝手は置いておいて(えっ!?)、いきなり音のことを結論から申し上げますと、M-SOUNDSのMS-TW11は「バランスが取れた中~高音域に、上品ながらもやや強めの低音を聴かせたサウンド」でした。ただし、この低音はイヤーピースの種類や装着方法によって、かなり音の変化を楽しめるようにできているのが印象的でした(今回の楽曲との組み合わせだと、ちょっと衝撃的なくらいの変化を味わえました)。
サイド部分は一部がミラー仕上げで美しい |
MS-TW11は5gの小型軽量な樹脂製のイヤホンハウジングに6㎜のダイナミックドライバー(以下DD)をイヤホン片側に1機ずつ搭載しています。6㎜のDDと聞くと一見頼りない印象を受けるかもしれませんが、前述した通り、この6㎜DDはバランスが取れた中~高音に上品ながらも迫力のある低音を出力する実力を持ち、実際にその音を聴けば、低音不足を感じる人はほとんどいないと思います。TWSの生命線にあたるBluetoothにはQualcomm社の高性能SoCと高感度アンテナを使用しており、Bluetoothのバージョンは5.1とのことです。そして、気になるコーデックはSBC・AAC・aptXを採用しています。Bluetooth Ver.5.1について少し調べてみるとVer.5.1はVer.5.0に方向探知機能なるものが追加されたもののようです。MS-TW11で使えるのかはよくわかりませんが、気になる人は調べてみるのも良いかもしれませんね(そして、使い方を教えてくださいませ(*´▽`*))。
さて、今回レビューするMS-TW11の性能面で良いと思った点がいくつかまとめておきます。
その①「小さなイヤホンハウジングにも関わらず、11時間も連続再生が可能」
しかもケースを併用すると最大30時間使用できるとのことです。11時間も連続再生することはほぼないと思いますが、使い込んで行って、仮に新品時よりも充電池が半分程度の性能になってしまってもまだ十分に使えるレベルの充電性能が確保できるのかもしれません。もちろん、実際に試したわけではないので想像ではあります。
その②「イヤホンのケースの設計が良くできている」
イヤホンケースの厚みは2.6㎝しかない薄型の設計なので、カバンはもちろんポケットに入れても邪魔にならないようにできています。また、イヤホンハウジングと同色の光沢ある綺麗なメタリック塗装なのでケース自体もお洒落な雰囲気です。ケースで特筆すべきポイントは、イヤホンを充電する際にイヤーピースがはまる部分の穴が大きい点です。TWSのケースでよくある、他社製のイヤーピースを装着した際に充電できない、蓋が閉まらないといった問題を解決できるように、イヤーピース収納部分を従来品よりも1.5倍のサイズ設計しているとのことです。実際にM-SOUNDS社の純正イヤーピースよりも全長が長い、NOBUNAGALabsのコンフォートイヤーピースを装着してみましたが、問題なくイヤホンを収納・充電することができました。TWSは有線イヤホン以上にイヤーピース選びが快適なリスニングのカギになるため、M-SOUNDS社はTWSを実際に使用した際に生じる問題についてよく研究しているなと思いました。
MS-TW11のケースは薄くて扱いやすい |
その③「あんしん補償サービス」
TWSイヤホン使用の際に一番怖いトラブルは恐らく落下によるイヤホンの紛失や故障だと思います。そのような万が一のトラブルに対して、M-SOUNDSのイヤホンには購入後1年間の保証期間中であれば、イヤホン本体や充電ケースを紛失、破損した際に該当パーツを特別価格で購入できる「あんしん補償サービス」が付帯しています。⽇本のユーザーの嗜好や細やかなニーズに応えるため、本体のデザインやサウンドチューニング、アフターサポートに⾄るまですべてが⽇本⼈のデザイナー・エンジニアらの⼿によって⾏われているので、何かトラブルがあった際に安心して相談できると思います。なんとなく少々宣伝臭くなってしまいましたが、実際の使用感についてはこの後じっくりとレビューしていきたいと思います。本日も最後までお付き合いをよろしくお願いします。
他社製のイヤーピースでも余裕を持って収納できる |
使ってみた
まずは外観から見ていきましょう。パッケージングは家電量販店でよく見かけるような、いかにも国内販売品という雰囲気を醸し出しています。中華イヤホンでよく見かけるタイプの梱包とは一味違いますが、どちらかというとPC周辺機器的なパッケージングにも見えます。パッケージを開けると、イヤホン本体と充電ケース、USB type-Cケーブル、イヤーピースが二種類×3サイズ(S,M,L)と製品の使用マニュアルや保証書などが同梱されています。
購入前に色合いがわかるパッケージング♪ |
MS-TW11は4種類のメタリック・パール系のカラーバリエーションがありますが、私は光沢感が綺麗なRose Goldを選択しました。無難に黒とか青でも良かったのですが、Rose Goldの色合いの美しさに惹かれて衝動的に選んでしまいました。写真ではその色合いを伝えることが難しいのですが、とても品のあるきれいな色合いで、まるでアクセサリーのような質感です。このような綺麗な色合いなので、お洒落な女性の耳元につけてこそ真価を発揮するデザインなのかなと思いますが、今回は三流心理カウンセラーの耳元に装着させてもらいます。TWSではおなじみの充電ケース件キャリーケースもイヤホン本体同色の仕上げで本当に綺麗です。メーカーから出荷された時点である程度充電されていますが、使用前にきちんと充電することをおススメいたします。ちなみに15分の充電で1.5時間使えるクイックチャージに対応しているとのことです(完全充電は2時間とのことです)。
色の質感は伝えにくいですね |
付属品を見てみましょう。USB type-CケーブルはよくあるUSB A to Cのタイプで、一般的なUSB充電器やPCなどに接続して充電できるごく普通のものです。そして、気になるイヤーピースはステム部分の芯材とドーム部分で異なる硬度のシリコンを組み合わせたハイブリッドイヤーピースが2種類付属しています。芯部分が硬い素材で⾳の通路形状を確保し、先端潰れによる⾳質劣化を防⽌して、ドーム部分には柔らかい素材を使⽤してフィット感と遮⾳性を向上させているという、付属品にありがちな実用性が低いイヤーピースではなく、以下のような実際にしっかりと使えるものが付属しています。
◆ハイブリッドイヤーピース ショート
ショートタイプは芯材に硬度の異なる⼆層シリコンを採⽤する「dual-core」仕様のイヤーピースでノイズレスでクリアな⾳質を実現します。
◆ハイブリッドイヤーピース ロング
ロングタイプはショートタイプよりも長い芯材を採⽤することで、芯部分が⽿の奥までしっかりと⼊るように設計されており、装着感と遮⾳性能に優れています。
ショートタイプ(左)とロングタイプ(右) |
それぞれのイヤーピースは単純にステム部分の長さを変えただけではなく、構造自体も変えることで、フィット感や出音にも配慮がされており、それぞれの装着感やサウンドの違いを楽しむことができます。さらに今なら、使用感やサウンドには定評があるSpinFit® CP350 を無料で手に入れることができます。MS-TW11を購入した方を対象に「口コミを投稿して SpinFit®をもらおうキャンペーン!」を実施しており、所定の方法で口コミを投稿すると、高い遮音性と伸びやかな高音、豊かな低音を表現できるイヤーピース SpinFit® CP350 S/M/L各1ペア(色 クリアブラック)をもらえてしまうのです。純正イヤーピースとSpinFit® CP350は着け心地やサウンドがかなり違い、個人的には低音域が適度に抑えられてオールラウンドに使いやすくなると思いました。気になる方はこちらのURLで確認してみてください。キャンペーンの期間は2/26(金)~6/30(水)までで、プレゼントの在庫が無くなり次第終了とのことなので、もしも、MS-TW11を購入した方は、お早めにCP350SpinFit® CP350をゲットしてくださいね(^_-)-☆
CP350はTWS用にデザインされている |
さて、またもや宣伝に走ってしまったので、ちゃんとレビューに戻りたいと思います。まず最初にイヤホンと再生機器をBluetoothで接続する必要があります。接続方法はとても簡単で、イヤホンをケースから取り出すとイヤホンのLED部分が青と白交互に点滅して、自動でペアリングモードになります。あとは使用する機器のBluetoothをオンにして、Bluetooth機器を検索すると「MS-TW11」が見つかるのでポチっとペアリングすればOKです。コーデックはSBC・AAC・aptXがあり、SBC接続であれば11時間連続再生ができ、aptXだと3割程度使用時間が短くなるとのことです。仮に3割短くなったとしても7時間以上連続再生できるのはありがたいですね。Bluetoothイヤホンをよくお使いの方、特に中華Bluetoothイヤホンやケーブルをお使いの方なら気になるのがBluetoothの接続音だと思います。一部の中華イヤホンでは、耳を劈く(つんざく)ばかりの圧倒的な爆音で接続をお知らせしてくれますが、MS-TW11の接続音は常識的な音量なので身構えなくても大丈夫です。
さて、やっと実聴に入っていけそうです。今回はMS-TW11付属のイヤーピースを使って試聴していきたいと思います。使用機材はHuaweiのP30proとMS-TW11をaptXで接続して、音源はAmazonプライムミュージックを使用してケツメイシさんの「さくら」(クリックするとAmazonプライムの楽曲につながります)を聴いていきます。「さくら」もはや説明の必要がないほどの名曲の一つだと思います。音を聴く前からMS-TW11 Rose Goldの優しいピンク色と「さくら」のコラボレーションは相性抜群な気がします(気のせい?)。いつものようにご一緒に音を楽しんでいただければ嬉しいです。
0:00~ 最初は付属のハイブリッドイヤーピース ショートタイプ(Mサイズ)を使用します。イントロはピアノにストリングス、そして、何か弦楽器(琴?)が聴こえます。切なさと壮大さを感じるサウンドでストリングスの響きや三種類の楽器の分離感もまぁまぁです。MS-TW11は低~中音域に豊かさがあるような気がします。
0:09~ 打ち込みのバスドラムが入ってきてそのサウンドに驚きました。小さなMS-TW11、しかも可愛らしいRose Goldからは想像していなかった迫力のある低音が響きます。いや、色は音と関係ないですね(^▽^;音場の中心にあるバスドラムの音がかなり強力でややブーミーなくらいインパクトを感じました。
0:17~ ドラムの低音とベースのサウンドが合わさり、さらにビート感が強くなってきます。付属のハイブリッドイヤーピース ショートタイプだと個人的には少々低音が強めに感じました。試しに、同じく付属のハイブリッドイヤーピース ロングタイプ(Lサイズ)に変更してみたところ、何と一気に音の世界が変わりました。低音域は引き締まり、中高音域が低音に埋もれなくなりました。個人的には俄然ロングタイプ(Lサイズ)の音が好きです。そして、次にSpinFit® CP350(Lサイズ)を試します。「完全にコレでしょ!!」音の雰囲気が大きく変わりました。「さくら」を聴く分には圧倒的にこの組み合わせが好きです。
今だとこんなにイヤーピースが付いてくる(・。・; |
イヤーピースごと音質やフィット感の違いをまとめてみると・・・
ショートタイプ:低音に抜群の量感があり、音場はコンパクトにまとまっています。低音域の迫力に押されて中高音は少々マスクされてしまいますが、ボーカルはきっちりと前に出てくるので、楽曲のノリとボーカルを中心に楽しみたい人に良さそうです。装着感としてはイヤホン本体が耳と干渉することが無く、耳への収まり具合は上々です。
ロングタイプ:ショートタイプに比べると低音はタイトな響き方で引き締まった低音が味わえます。そして音場はやや広くなったように感じます。各音域にかっちりとした分離感が出るので楽曲にキレが出て、ショートタイプよりも解像度が高いクールなサウンドでリスニングできました。しかし、耳とイヤホン本体の隙間がショートタイプよりも広がってしまうので、耳への収まり具合はやや悪くなりました。
SpinFit® CP350:低音域の量感はショートタイプよりやや少なく、低音域に色気や味わいがある響きを得ることができます。また、音が全音域に渡ってクリアでありつつ、ロングタイプよりも響きにわずかな柔らかさがあり、楽曲に温かい空気感をプラスしてくれます。ショートタイプともロングタイプとも違った音が魅力的だと思いました。そして、イヤホン本体と耳との距離はショートタイプよりも近くなり、今回試したイヤーピースの中ではイヤホン本体と耳とのフィット感が一番よかったです。
イヤーピースによる音の聞こえ方の違いは、聴いている楽曲、再生機器はもちろん耳の形、体調、そして何よりも個人の好みの問題が大きいかと思います。TWSでは色んな意味で有線イヤホン以上にイヤーピースと耳のフィット感が重要になり、そのあたりの塩梅で音の聞こえ方がかなり変わります。今回試した結果だと、イヤホンに付属していたハイブリッドイヤーピースのロングタイプとSpinFit® CP350の音が好みでした。また、SpinFit® CP350とMS-TW11の組み合わせが高音質コーデックaptXの性能を一番発揮できているように思いました。
イヤーピースによって耳に届く音は凄く変わります。 |
終わりに
本日はM-SOUNDS社のTWSイヤホン、MS-TW11についてレビューさせていただきました。MS-TW11はたった5gという軽量小型のハウジングからは想像もつかないような迫力のある低音とバランスの取れた中高音域が魅力のTWSイヤホンでした。小型でかさばらないイヤホンハウジングにも関わらず連続で11時間も使用できるため、例えば新幹線や長距離バスで移動するような時でも充電切れになることがなく音楽を楽しむことができます(個人的には1時間から2時間位ごとに耳を休めることをおススメします)。
ちなみにBluetoothにはQualcomm社の高性能SoCと高感度アンテナを使用しており、Bluetoothのバージョンはかなり新しいVer.5.1とのことです。今回、私は実際に都内の混雑する電車や駅でMS-TW11使用しましたが、ほぼ音が途切れることがなく快適に使用することができました。MS-TW11はBluetoothのコーデックにSBC・AAC・aptXを採用しており、androidユーザーの三流心理カウンセラーとしてはaptXが使えた点が非常に嬉しかったです。
今回は付属イヤーピースとSpinFit® CP350を使って、ケツメイシさんの「さくら」をリスニングしてみたのですが、まさかここまで音質に違いが出るとは思いませんでした。中華イヤホンに付属してくるイヤーピースは微妙なものが多いのですが、今回のMS-TW11 に付属していたイヤーピースのように、最近のイヤホンにはかなり出来の良いイヤーピースが付属してくる場合もあるので、いきなり捨てずに一度は試してみた方良いと思いました。実は一時期イヤーピースの沼にハマっていた時期があり、一度は抜け出したつもりでいたのですが、今回のレビューをきっかけに、再びイヤーピースの沼にハマってしまいそうです。最後になりますが、MS-TW11は音も良かったですが、やはりマスクが標準装備のこの時代、TWSという方式は非常に使い勝手がよくて、有線イヤホンに比べると圧倒的にストレスなく使用できました。そんなわけで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました(*´▽`*)
TWSの楽しみ方は自由だ(*´▽`*)♪ |
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