【TRN TA2 レビュー】TA1とはまるで別物に進化したknowles BA搭載機!!

穏やかな低音(*´▽`*)💛

はじめに

 みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)🍀✨本日はTRNからリリースされている人気イヤホン「TA2」についてレビューしていきたいと思います。今までTRNのイヤホンは色々とレビューして来ましたが、今回レビューしていく「TA2」は、ネーミングからすると恐らく以前にレビューした「TA2」の後継機ということになるのでしょう。「TA1」は8㎜の自社開発ダイナミックドライバー(以下、DD)と高級イヤホン御用達のBAドライバー製造メーカーとしておなじみのknowlesのバランスド・アーマチュア(以下、BA)である33158をイヤホン片側に一基ずつ搭載したハイブリッドドライバーイヤホンでした。「TA1」は発売されてから結構経ちますが、お手頃な価格でknowlesのBAサウンドを味わえるため非常に人気が高いイヤホンで、当方のブログにおいても常に閲覧順位で上位になっています。

純正ケーブルは細めの銀メッキ仕様

 早速脱線してしまいました。今回の主役である「TA2」はイヤホン片側に8㎜のDDを1基とknowlesの33158BAを2基搭載したハイブリッドドライバーイヤホンです。そうなんです。「TA2」では「TA1」で搭載されて好評だったknowlesの33158BAが2倍の二基になっているのです。ちなみに、高級イヤホンに搭載されているBAの定番であるKnoelesのBAを複数搭載しているというのは、「TA2」の販売価格が5,000円前後であることを考えるとかなり凄いことだと思います。もしも「TA3」が出たら、3基搭載ということになるのでしょうか(;^_^A

並べてみると完全に別シリーズのイヤホンに見えますね(*´▽`*)

 「TA1」の後継機にあたるであろう「TA2」ですが、見た目がかなり変わりました。「TA1」は太鼓型のイヤホン筐体にmmcx端子というどこかクラシックな風貌のイヤホンだったのですが、「TA2」は今どきのイヤモニ形状でqdc端子になりました。「TA1」と「TA2」では、イヤホン筐体の形状が全く違うので正直言って結構違うシリーズのイヤホンに見えると思います。ある意味完全に「TA1」の後継機には全く見えない今時なデザインの「TA2」のサウンドを簡潔に表すと「knowlesの33158BA優しい中高音域と、しかっりしているのにダブつきを抑えた心地よい低音域が絡み合う穏やかなサウンド」です。「TA1」で感じた刺激的なスピード感ではなく、穏やかで優しいサウンドに変貌を遂げた「TA2」について、詳しくはこの後じっくりとお伝えしていこうと思います。本日も最後までお付き合をよろしくお願いいたしまm(__)m


みなさんは何か福袋を買いましたか(*´▽`*)?


使ってみた

 パッケージから見ていきましょう。カラー印刷の外箱を開けると中はこんな感じですイヤホンとTRNのロゴが入ったハードケースが出てきます。開けていくと、シリコン製のイヤーピースが二種類×6セット(サイズはS,M,L)、ウレタン製イヤーピース1セット(Mサイズ)、ケーブル(3.5㎜プラグ×接続端子はQDC)です。シリコン製のイヤーピースは白と黒の2種類ですが、見た感じではあまり違いがわかりません(色だけ?)。ウレタン製のイヤーピースはもっちり&じんわりしたちゃんとしたものが付属していました。ケーブルは細めのQDC接続タイプで、作り自体はよくある付属品と言った感じなのでサードパーティ製のものにリケーブルするのも良いかもしれません。

丸形ハードケースは結構頑丈です。

付属品には3.5mmから6.3mmへの変換プラグがついていました
 
白と黒で違うような違わないような・・・

これだけあれば耳にフィットするイヤピが見つかるかな!?


 次はイヤホンを見ていきましょう。「TA2」の筐体は樹脂製のイヤホン本体とマグネシウム合金製のフェイスプレート、金属製のノズルから構成されています。樹脂部分は透明感があって、イヤホン内部がはっきりと見えます。フェイスプレートは開放~半解放型ヘッドホンのようにスリットが入ったデザインです。こんな感じです(写真)。スリットの奥はメッシュになっています。実際に開いているのかどうかが気になりますね。

フェイスプレートはメッシュ部分があって半開放型に見えます

 「TA2」はカラーバリエーション豊富です。アマゾンの販売ページによると黒、ピンク、銀、青の四色で、マグネシウム合金のフェイスプレートのみならず、樹脂筐体部分も色を合わせています。

スペックは以下のようになっています。

インピーダンス:16Ω

イヤホン感度:118dB / mW

周波数範囲:7-40000Hz

TRN BT30でBluetooth化するのもおススメです(^_-)-☆


 そろそろ実際に音を聴いていくことにしましょう。機材はASUS Zenfone8Audirect Beam2SE-21を接続して、AmazonプライムミュージックUnlimitedからOfficial髭男dismさんが歌う『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のテーマソング「Universe」(UHD 24bit/48KHz)を聴いていきます。ちなみに「TA2」はスマートフォンなどでも再生しやすそうな低めのインピーダンスになっているので、ポータブルアンプを使用する方はローゲインでも問題なく再生されると思います(もっとも実際には試してみてしっくりくるインピーダンスを選べば良いと思います)。言い忘れていましたが、イヤーピースはSpinFit CP100+、ケーブルはしなやかな素材を使っていて使いやすいのに販売価格が控えめなJS HiFiSKYを使用していきます。

この組み合わせで聴いていきます(*´▽`*)

0:00~ どぅーん!!といった感じで、ピアノとベースから楽曲がスタートします。二回目のどぅーんからは、ワウペダルを使ったポップでちょっとおしゃれなエレキギターのカッティングフレーズが入ってきます。ドラムのサウンドも非常に迫力があります。ピアノサウンドは暖かみを感じる鳴り方で優しい雰囲気です。一方、ドラムやベースは「TA2」の低音の迫力の出方が非常にわかりやすい部分だと思います。かなりしっかりした低音なのですが、音の広がり方には穏やかさがあります。また、ドラムの音の定位は結構広めに感じるので、ちょっと中華イヤホンらしい楽しさがあります。

クリアーな樹脂製の筐体


0:22~ Aメロです。まずはヴォーカルが入ってきます。ヴォーカルは音場の真ん中あたりで聴きやすい位置にあります。バスドラムがかなり迫力を感じる鳴り方をします。ピアノとギターのバッキングはエアリーな感じでふんわりとしたコード感を作り出してくれます。中音域が「ぼんやり」ではなく「ふんわり」と鳴るあたりが「TA2」の優しい雰囲気を醸し出すサウンドの肝になっているのかもしれません。Aメロ後半で聞こえるブラス・ホーンセクションは少し後ろ目で、程よく鳴り響きます。

やっぱりフェイスプレートは開放!?


0:42~ Bメロからサビはグルーブ感溢れるベースフレーズが印象的です。「TA2」は低音が結構主張してくるのですが嫌みが無い鳴り方が好印象です。逆にエッジが利いた刺激的なサウンドが欲しい人が「TA1」がしっくりくるのかなと思います。優しいのに主張があるベースの後ろでお洒落なギターや、ホーンセクションが鳴っていますが、低音域に埋もれることなく綺麗に響くあたりはknowles33158の力なのかもしれませんね。



終わりに

 本日はTRNの「TA2」についてレビューしていきました。「TA2」はイヤホン片側に8㎜の自社開発DDを一基、knowles製のBA33158を二基搭載したハイブリッドドライバー構成のイヤホンでした。「knowlesの33158BA優しい中高音域と、しかっりしているのにダブつきを抑えた心地よい低音域が絡み合う穏やかなサウンド」は、切れとスピード感がある「TA1」とは全く違ったチューニングバランスで仕上げられた一本でした。そういった意味で言えば、スピード感のあるロックミュージック向けの「TA1」に対して、「TA2」は穏やかな楽曲をまったりと楽しむときに真価を発揮する一本なのかもしれません。

ダブつかない低音の秘密はKnowles?開放型フェイスプレート?


 「TA1」と「TA2」は見た目だけでなく、音作りのアプローチが全く違うタイプのイヤホンなので「TA1」の後継機的な気分で「TA2」を選ぶと少々面食らうと思います。TRNは良くも悪くもしっかりとドンシャリ傾向のイヤホンが多いので、比較的フラット寄りの音作りである「TA2」は、同社のイヤホンラインナップを考えると非常に良い位置にある製品だと思います。フラット寄りと言うと「モニターライクなサウンドで面白みに欠けるのでは?」と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、「TA2」に関していえばそのような心配は無用です。「TA2」はモニターライクな解像度がキレキレのサウンドではなく、リスニングイヤホンとして使いやすく、適度に音の角に面取りを施したような上品で優しいサウンドにまとめらています。音場も適度に広めな感じでありつつ、わざとらしさが無いように仕上がっているのはとても好印象です。

こっちから見るとやっぱり開いていますよね(*´▽`*)?

 使ってみたの項目で気になっていた、フェイスプレートのスリットですが、音楽を鳴らしてみるとそこから音が聞こえる気がします。もちろん、イヤホンを直接耳につけている状態のような大きな音はしませんが、普通に音が漏れる仕様かもしれません(通常の使用では問題にならない程度ですが)。しかしながら、この構造が「TA2」の優しく広がりのあるサウンドを作り出しているのかもしれませんね。そんなわけで、今回はこの辺りで終わろうと思います。本日も最後までお読みいただきありがとうございました(*´▽`*)🍀✨

穏やかで優しい低音でした(*´▽`*)

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