【BQEYZ WINTER レビュー】耳に飛び込むシルキーな骨伝導サウンドが新しい四季シリーズ最新作

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ついに登場BQEYZ WINTER(*´∀`*)❄️✨

はじめに

 本日は2022年11月18日(金)より販売が開始されたBQEYZ「WINTER」について、レビューしていきます。「WINTER」BQEYZのハイエンドシリーズとしてお馴染みの四季シリーズの最新作にあたる一本です。いきなりですが、今回、少々びっくりしたのがその販売方法で、なんとマクアケ(←ページに飛びます)のクラウドファンディングで販売開始という販売方法をとっています。すでに30%OFFになる超早割りに関しては半数程度が埋まっているので、購入を考えている方は早めに購入した方がお得なのかもしれません。現在、マクアケのクラウドファンディングは終了して、コチラのアマゾンリンクから購入可能です。よかったら参考にしてみてください(^_−)−☆

 

記事を書いている内にどんどん売れていました💦

 BQEYZ「WINTER」はイヤホン片側に、自社開発の12mmのデュアルキャビティ・ダイナミックドライバー(以下、DD)と11.6mmの骨伝導ドライバーを搭載した、いわゆるハイブリッドドライバーイヤホンです。サウンドに定評があるBQEYZの自社開発ドライバーの組み合わせですが、その中でも注目すべきは新開発の11.6mmの骨伝導ドライバーだと思います。骨伝導ドライバーを使用したイヤホンは大きく分けると二種類のイヤホンがあります。一つ目は「音楽をながら聞きすること」を目的としたイヤホンで、もう一つは「じっくりと音楽を聴くこと」を目的としたイヤホンです。前者は、最近の骨伝導ドライバーイヤホンによくあるネックバンド方式やTWSタイプでのイヤホンに多く、このタイプは主に耳を塞がない「ながら聞き」を目的としたものが多いようです。例えばAftershokzが販売しているネックバンドタイプの製品が有名だと思います。このタイプは耳を塞がないため、日常生活の中で、BGMとして音楽を流すような使い方やテレワークなどで会話をする時に、周りの音が聞こえるメリットがあり、使用状況によっては今までにないような使い方ができるのが面白い点だと思います。私のYouTube動画でもikko「BREEZY ITG01」という骨伝導イヤホンをレビューしているので、気になる方は以下の動画を参考にしてみてください。

 そして、今回BQEYZからリリースされた「WINTER」はBQEYZのハイエンドラインである四季シリーズだけあってネックバンド式の骨伝導イヤホンのように「音楽をながら聞きすること」が目的ではなく、例えばUnique Melodyの「MEST」のように「じっくりと音楽を聴く」ことを目的とした、ハイブリッドドライバー方式のカナル型イヤホンですBQEYZのTwitterを見た感じだと、注目の骨伝導ドライバーは主に中音域~高音域あたりを担っていて、BQEYZ曰く「高周波をバリが少ない滑らかな音にして、さらに音場を縦方向に拡大する」とのことです。

 

BQEYZのTwitterより

 そして、骨伝導のインパクトに押されてしまい、あまり注目されていない(かもしれない)DDは、ダイアフラム素材に新開発のPARを使用していますPARは、ダイアフラム素材として定評があるLCPよりも弾力性があり、解像度の高い音を創出することができるそうです。そんなBQEYZ「WINTER」のサウンドを簡単に表現すると「横方向だけでなく上方向にも広がりのある音場に、迫力と臨場感のある低音に埋もれず耳に飛び込んでくる高解像度の中音域と滑らかな質感の高い高音域を兼ね備えたオールマイティーなサウンド」ですBQEYZのイヤホンだけに期待していましたが、レビュー用に送っていただいた製品の音を実際に聴いてみて、想像以上のサウンドクオリティーの高さにかなり驚かされました。現在、マクアケのクラウドファンディング中なので、ポチってから実際に手元に届くのは2022年12月末とのことですが、はっきり言って出来がすごく良いと思うのでズバリオススメできると思います。何はともあれ、詳しくはこの後、じっくり見ていきたいと思います。本日も最後までよろしくお願いいたします。

使ってみた

 まずはパッケージからみていきましょう。BQEYZらしいシンプルなパッケージで、中にはイヤホン、ケーブル、キャリングケース、掃除用のブラシ、シリコン製のイヤーピースが3種類(S、M、Lサイズ)、低反発ウレタン製のイヤーピース1ペア(Mサイズ)、金属製のイヤーピースホルダーが1枚入っています。パッケージの裏に同梱物が記載されていて、そこにはシリコン製イヤーピースが6ペアと書かれていますが、実際にはなぜが9ペア3種類のイヤーピースが入っていました。シリコン製イヤーピースのうち二種類は金属製のイヤーピースホルダーにセットされていて、BQEYZファンにはお馴染みのAtmosphereと書かれた標準形状タイプのイヤーピースとReferenceと書かれたイヤーピースのノズル穴が大きく傘の部分の背が低いタイプのイヤーピースです。メーカー曰く前者は、「パワーのある低音」を重視したタイプで、後者は「充実した音場、甘いヴォーカル」サウンドが得られるタイプのイヤーピースとのことです。そして、今回はもう1セット、謎のイヤーピース同梱されていました。いつも付属しているイヤーピースと比べると、ちょっとペラペラで頼りない感じですが、人によってはこちらの方が耳にフィットするかもしれませんが・・・謎です(*´∀`*)💦

 

シンプルなパッケージ

イヤホンは丁寧に梱包されています✨

 ケーブルは「Rime」と名付けられたケーブルで、4芯の単結晶銅に銀メッキを施したもので、太さと取り回しのバランスがいい感じです。プラグはイヤホン購入時に、3.5mmのアンバランス接続か、2.5mmは4.4mmのバランス接続かを選ぶことができます。また、別売りで「Rime 3-in-1 earphone cable」と名付けられた、機材環境に合わせて、2.5mm、3.5mm、4.4mmのプラグを付け替えることができる、いわゆるキメラケーブルが販売されています。BQEYZのケーブルはクオリティーが高いので、イヤホン付属の「Rime」が気に入った方は、追加で「Rime 3-in-1 earphone cable」を試してみるのもいいかもしれません。

BQEYZ Rime
BQEYZのケーブルいつも通り高品質

 
付属品はこんな感じ

 「WINTER」のイヤホン筐体は、骨伝導ドライバーを搭載しているため、BQEYZの四季シリーズの中で一番厚みがありますが、個人的には耳へのフィット感は四季シリーズの中で一番良かったです。「WINTER」のアイデンティティである骨伝導ドライバーの特性を十分に発揮させるためにも、イヤホン筐体が上手く耳に収まるように、イヤーピースのセレクトがかなり大事になると思います。中々しっくりくるイヤーピースがない方は、ウレタンフォームタイプのイヤーピースを使ってみるのも良いと思います、

今回は4.4mmバンランスケーブルを選びました♪


そろそろ実際に音の方を聴いていきたいと思います。

本日の使用機材

イヤホン:BQEYZ 「WINTER」

ケーブル:BQEYZ 「Rime」 4.4mm

DAC:FiiO Q3

イヤーピース:SpinFit CP100+

再生機器:ASUS Zrnfone8

音源:Amazonプライムミュージック LiSA 「一斉ノ喝采(24bit/48KHz)」、 YOASOBI「祝福(24bit/96KHZ)」、レミオロメン「粉雪(16bit/44.1KHz)」他

 

 「WINTER」は、基本的には低音域から高音域まで非常に滑らかな音色でかつ、分離感がある高解像度な音作りに魅力があると思いました。低音域は立体的な鳴り方で、非常に月並みな表現になってしまいますが重くて迫力があり、バスドラムはアタック感と音圧のバランスよくて、非常に臨場感を感じる鳴り方で、特にスラップベースのサウンドが素晴らしく、重さと金属的なアタック感がリアルに感じられました。曲線からはあまり低音が強そうには見えないですが、低音域のサウンドが中音域と高音域のサウンドと上手く馴染むことで解像感を感じる低音域の表現力が創り出されていると思いました。

イヤホン筐体はやや厚め

 ヴォーカルは伸びやかで詰まり感がなくしっかりと前に出てきて、サ行の刺さりのような不快な感じが少ないと思います。中音域に位置するサウンドの表現力が高くて、色鮮やかな表情を見せてくれます。ピアノ、ギター、ベース、ストリングスなど楽器の音色やフィーリングの再現性が良くて、しかも分離感が良いため、かなり沢山の音が鳴っていても、それぞれの音が混ざり合わず見通しが良く感じます。こう言う表現をすると、硬めの音なのかと思うかもしれませんが、音は不要な硬さがなく滑らかです。もしかすると、この辺りに骨伝導ドライバーが作用しているのかもしれません。

「WINTER」の周波数曲線 マクアケより
 高音域はきめ細やかで解像度がありつつも、シルキーな鳴り方で低音域や中音域ほどのわかりやすいインパクトがない鳴り方です。メーカーが公表している曲線を見る限り、高音域はしっかりと鳴っているのですが、侵襲性がない鳴り方で、シンバルのような金物楽器は金属的な感じはあっても攻撃的ではなく、穏やかに広がって消えていくような、音の角を適度に面取りしたような、いわば耳にうるさくない上品な鳴り方でした。おそらく「WINTER」はBQEYZの四季シリーズの中で最もシルキーで穏やかなのに、豊かな広がりを感じる高音域の鳴り方だと思います。

「WINTER」の骨伝導周波数曲線 マクアケより

 音場は縦横ともに標準的なイヤホンよりもやや広く、音が自然と広がっていく感じが味わえます。単純な広さというよりも、奥行きを感じやすい鳴り方で、滑らかな音の広がりが心地よかったです。楽曲を問わずに様々な音楽を聴いてみましたが、一般的なJ-POPとの相性はもちろん良かったのですが、HR/HMのような刺激的で激しい楽曲よりは、しっとりと歌い上げるバラードのような楽曲の方が相性が良いと感じました。個人的にはピアノ楽曲やクラシックギターのソロなどをしっとりと情感豊かに鳴らすのが得意なイヤホンだと思いました。 

情感豊かなサウンド

終わりに

 本日はBQEYZからリリースされた「WINTER」についてレビューしていきました。「WINTER」はイヤホン片側に新開発の12mmのPAR製のDDと11.6mmの骨伝導ドライバーを搭載した、珍しいタイプのハイブリッドドライバーイヤホンで、「横方向だけでなく上方向にも広がりのある音場に、迫力と臨場感のある低音に埋もれず耳に飛び込んでくる高解像度の中音域と滑らかな質感の高い高音域を兼ね備えたオールマイティーなサウンド」が魅力の一本でした。

 

左から、Spring2、Summer、Autumn、Winter

 2022年11月18日から、約一ヶ月の間はクラウドファンディングと言う販売方法を取っているため、早く買えば買うほどお買い得になっています。この記事を書き始めた当初(11/18)は、30%OFFで購入できる超早割がすでに半分ほど終わっていたのですが、先ほど(11/20)確認したところ、超早割が7割以上売り切れていました。BQEYZは、ある意味マニアックなメーカーだと思うのですが、自社の音作りに関してこだわりがあるメーカーなので、BQEYZファンの方はかなり注目していたのかもしれません。気になる方は早めにチェックするのをおすすめいたします。「WINTER」を試聴しながら、今までの四季シリーズを改めて聴いてみたり、DACやイヤーピースを色々試してみたりしたのですが、その辺りの余談に関しては、YouTube動画の編集後記のあたりで話してみたいと思います。そんなわけで、本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m🍀✨

Best Quality Earphone for Youらしいです(*´∀`*)🍀✨

 YouTubeTwitterもよろしくお願いいたしますm(__)m🍀✨


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