【NICEHCK DB1 レビュー】よく出来たドンシャリサウンドが楽しい高コスパイヤホン

 はじめに

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気持ちがいいドンシャリサウンド(*´▽`*)🍀✨

 みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)🍀✨。本日はNICEHCK DB1」についてレビューしていきたいと思います。NICEHCKは様々なメーカーの中華イヤホンを扱っている有名なイヤホンセラーなのでご存知の方も多いと思います。今回ご紹介する「DB1」は、NICEHCKのオリジナルイヤホンのエントリーモデルです。日本円で2,000円程度のイヤホンなのでさほど期待せずに使ってみたのですが、思いのほか楽しくリスニングできるサウンドだったので正直言ってびっくりしました。

楽しいサウンドを鳴らしてくれます


 「DB1」はイヤホン片側にダイナミックドライバー(以下、DD)を一基搭載した、いわゆるシングルDDイヤホンです。DDはバイオロジカルファイバー複合振動板とのことで、何となく科学的で凄そうな響きです。2,000円クラスのシングルDDイヤホンの多くは低音域を重視したわかりやすいドンシャリサウンドのイヤホンが多く、低音域の迫力で他の音域の雑さをカバーするような機種が多い印象なのですが、本機に関していえば極端なドンシャリという感じではないのが印象的です。そんなNICEHCK 「DB1」のサウンドを簡単に表現すると「粗削りではあるものの、意外なほどに低中高音域のバランスが取れた高コスパサウンド」です。もちろんNICEHCKのイヤホンラインナップの頂点に立つ「TOPGUY」や「Lofty」と比べると、「DB1」は比べようが無いくらいに粗削りなサウンドなのですが、2,000円のイヤホンとして考えるととても良いバランスで鳴ってくれる一本だと思います。詳しくはいつものようにこの後じっくりと見ていきたいと思います。本日も最後までお付き合いをよろしくお願いいたしますm(__)m🍀✨


こちらも高コスパのエントリーモデルイヤホンです(^_-)-☆


使ってみた


 まずはパッケージから見ていきましょう。


 パッケージは(*´▽`*)・・・


「霓(にじ)ちゃん」(*´▽`*)・・・


 中華イヤホンでは時々こういうパッケージのメーカーがありますが、個人的には初めて手にするパッケージです。中華イヤホンのエントリークラスでよく使われる白い箱に、「霓(にじ)ちゃん」なるメイド風の萌えキャラが描かれています。中国では霓虹人と書いてní hóng rénと読むそうで、霓ちゃんもおそらく日本人のイメージなのだと思います。ちなみに霓虹人は良い意味で使われるとのことです。中国では日本のこの手のキャラクターが人気なのでしょうか?よく考えるとこの価格帯のイヤホンで、パッケージにオリジナルキャラクターをカラーでプリントするというのは、印刷料とデザイン料も含めて考えると中々コストがかかっている気がします

ある意味お金がかかっているパッケージ


 箱をスライドして開けてみると写真のようにウレタンモールドにイヤホンが固定された状態で出てきます。イヤホンの下にある青い箔押しNICEHCKのロゴが書かれた部分はアクセサリーBOXかと思ったのですが、ウレタンモールド部分と一体成型になっていてるのでウレタンモールド部分を引っ張ると一緒に取れます。ある意味を少し紙を節約したパッケージングです。付属品は編み込み式のケーブルとシリコンイヤーピース(S,M,L)とケーブルを洋服などに固定するケーブルクリップです。ケーブルとイヤホンとの接続はTFZコネクターで、プラグは3.5㎜のL字タイプです。ケーブル、コネクター、プラグはエントリークラスイヤホンらしく高級感はありません。ケーブルにはNICEHCKのロゴが入ったケーブルタイが付属しているのでイヤホンを持ち運ぶ際にケーブルが絡まなくて便利です


必要最小限の付属品。ケーブルクリップは使う人は使うかな?


 付属のシリコンイヤーピースはサラサラとした素材感です。イヤホンのノズルに対してイヤーピースの穴がやや小さめなので少し装着し辛いかもしれませんが、実際にイヤホンに付属イヤーピースを装着してみると耳へのフィッティングは結構よくて、イヤホン筐体が耳にぴったりとフィットしました。サラサラしたイヤーピースなので、個人的には耳へのホールド感はいまひとつでしたが、耳との相性が合う人にとっては使いやすい組み合わせだと思います。

サラッとした素材感のイヤーピース

 イヤホン筐体をじっくりと見ていきましょう。イヤホンは綺麗な樹脂製で、イヤホン本体、フェイスプレート、ノズルの3ピースでできているようです。ノズルは網状のフィルターがついた金属製です。イヤホン内部にはDDが一基見えます。イヤホン本体の耳側、DD真上にはベント孔が一つ開いています。イヤホン本体と同じく透明な樹脂でできたフェイスプレートに金色の飾りパーツがついています。萌え系女子の霓ちゃんの耳を彩るようにアクセサリー的なデザインなのかもしれません。ちなみにカラーバリエーションは二色です(ブルーとグレーがあります)。


フェイスプレートは結構凝ったデザインです。

 

 よく見ると何と内部配線が銀色です。Twitterなどの情報によると内部配線はコストがかかる銀メッキ銅線を使用しているとのことでした。DB1はパッケージや内部配線など、普通ならコストを削る部分に結構コストがかけられています。Amazonの販売ページによると、樹脂はドイツBAYERのPC(ポリカーボネート?)、コイルの線材は0.03㎜の日本製とのことです。余計な心配ですが、そんなにコストをかけて大丈夫なのでしょうか(謎)

透明感があって綺麗な筐体です✨


スペックは以下のようになっています。

インピーダンス:16Ω

感  度   : 106dB/mW

再生周波数帯域:20-20kHz

スマートフォンでも普通に音量が確保できそうですね。


 そろそろ実際に音を聴いていきましょう。機材はASUS Zenfone8Audirect ATOM2を接続して、ケーブルは付属ケーブルイヤーピースはSpinFit CP100+を使用しました。音源はAmazonプライムミュージックUnlimitedからLiSAさんの「白銀(UHD 24bit/96KHz)を聴いていきます。ちなみに下記のレビュー中で出てくるフラットバランスのイヤホンはShure SE215です。

付属ケーブルは普通です(^^♪

0:00~ フェードインしてくるエレキギターのカッティングから楽曲がスタートして、すぐに「うぉー、うぉうぉうぉー」とコーラスが入ってきます。「DB1」は中々元気なドンシャリサウンドです。フラットバランスのイヤホンに比べるとエレキギターのサウンドの切れが鋭く、本来であればやや後ろで包み込むようなコーラスも結構前に来ます。また、フラット系のイヤホンではやや埋もれやすいバスドラムやハイハットの音も聴き取りやすいです。そして、エレキギターのグリッサンドから歪み系のギターとストリングスが入ってきます。ストリングスは音場の左右から包みこむように奏でられます。


普通に綺麗な樹脂製イヤホン筐体

0:17~ Aメロパートはヴォーカルがセンター、その奥にベース&ドラムのリズム隊、左右のチャンネルでそれぞれ異なるエレキギターが鳴っています。0:31~のAメロ後半ではドラムがヴォーカルと横並びのところまで出てきます。「DB1」はシンバルが結構鋭く鳴るのでスタートから結構飛ばしてきている印象(謎)を受けます

ベント孔は一つ


0:41~ 穏やかなBメロパートです。ヴォーカルは音場の中心で一番存在感があります。包み込むように美しい世界を醸し出すストリングスとエレキギターのアルペジオ、下からひっそりと支えるベースと少しアクセントを加えるようなドラム。そして穏やかさを切り裂くように歪んだエレキギターが入ってきてサビに突入します。

TFZ 2pin


0:51~ サビはヴォーカルとそれを包みこむやや緊張感のあるストリングスの和音にリズム隊が絡むパートです。フラット系のイヤホンではあくまでも縁の下の力持ち的な感じで控えめだったリズム隊が、「DB1」では結構前に出てきます。この楽曲はパートごとに楽器の音量バランスが結構変わりますが、「DB1」はドンシャリサウンドらしくリズム隊、特にドラムの主張が強めに感じました。それでいて低音域の重さや深みはやや控えめで、重低音という感じではないため、重厚さやよりも見通しの良さやスピード感を感じる楽しい一本に仕上がっていると思いました。



終わりに

 本日はNICEHCKのエントリークラスイヤホン「DB1」についてレビューしていきました。「DB1」はイヤホン片側に10㎜のシングルDDを一基搭載したシンプルな仕様のシングルDDイヤホンでした。DB1はエントリークラスイヤホンによくある低音が支配的なイヤホンではなく、中高音域のサウンドを大切にしたチューニングバランスで、「粗削りではあるものの、意外なほどに低中高音域のバランスが取れた高コスパサウンド」を奏でる使いやすいイヤホンでした。「DB1」はいわゆるドンシャリサウンドなのですが、「DB1」の良いところは中音域がスカスカになっていないところだと思います。そして、ドンシャリのドンよりもシャリ側にピークを感じるチューニングバランスに仕上がっていました。

リケーブルも◎(^_-)-☆

 「DB1」は「霓(にじ)ちゃん」なるメイド風の萌えキャラが描かれた独特なパッケージのイヤホンですが、そういうのが好きな人じゃなくてくても(謎)、是非一度試してもらいたい楽しいサウンドに仕上がっていました。そういった意味では(?)、「DB1」は初めて中華イヤホンに手を出す人にも勧めたくなるような一本だったと思います最近の中華イヤホンは本当に進歩が速く、低価格帯であっても満足なサウンドを奏でるイヤホンが多くなってきたと思います。しかしながら、例えば、同社のハイエンドイヤホンである「Lofty」や「Topguy」と「DB1」比べてみるとその差は歴然で、もしも十倍程度の予算があれば迷わずに「Lofty」や「Topguy」をおススメいたします。価格帯が全く違うので比べる方がナンセンスなのですが、その価格を考慮した場合でも「DB1」は良いイヤホンだと思いました。そんなわけで本日も最後までご覧いただきありがとうございました<m(__)m>🍀✨ 


萌えるサウンド(謎)(*´▽`*)🍀✨


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