【SIVGA AUDIO Robin SV021 レビュー】ローズウッドハウジングのお洒落で高音質なヘッドフォン

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SIVGA Robin SV021(*´∀`*)🍀🎧✨

はじめに

 みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´∀`*)🍀✨。本日はSIVGA AUDIO「Robin SV021」についてレビューしていきたいと思います。動画の方も準備中なので完成したら、ブログ内にリンクを貼ります(^_−)−☆SIVGA AUDIOは2016年に中国の東莞市(Dōngguǎn)で設立されたメーカーです。SIVGA AUDIOの主力製品はヘッドフォンで、同社のWEBサイトを覗いてみると日本円で2万円から5万円程度の製品が多く、結構高価なラインナップになっています。もっとも、ヘッドフォンの場合はイヤホンと比べると基本的に高価な製品が多いので、SIVGA AUDIOのラインナップは特別に高価格と言うわけではないとも言えますが、やっぱり2万円以上~ってなると高く感じますよね。

 

シンプルな黒いパッケージ

  さて、本日レビューするSIVGA AUDIO「Robin SV021」SIVGA AUDIOのエントリークラスを担うヘッドフォンです。ちなみに日本のアマゾンでの販売価格は23,000円程度です。ヘッドフォンハウジングに天然の木材を使用しているのが特徴の一つで、今回レビューする「Robin SV021」にはアコースティックギターのボディーや指板によく使われている高級木材であるローズウッドが使用されています。日本だと紫檀と呼ばれる木材です。「Robin SV021」のカラーバリエーションはブラックとブラウンの二色展開です。メーカーからどちらが良いか聞かれた時に、ギターなどで重宝されるのは色が暗くて濃いローズウッドなので、ブラックの方が高級でいいのかなぁと思ったのですが、同社のWEBサイトで色味を確認したところ、明るくて綺麗な色合いのブラウンに一目惚れしてブラウンを選びました。

 

この色味にやられました


 ちょっと脱線していきそうなので、スペックを見ていきましょう。スペックは以下のようにになっています。

スペック

インピーダンス:32±15%Ω

感     度:105±3dB

周波数応答帯域:20Hzー20kHz


 ダイアフラムはポリカーボネートとファイバーを使用した独自開発の50mmのダイアフラムを搭載していて、インピーダンスは32Ω、感度は103dB程度で、ヘッドフォンですが一般的なイヤホンと同程度の設定になっています。全体的に見ると特にパワフルな機材を使わなくても十分に良い音で鳴ってくれそうなスペックですね。数値的にはスマートフォンでも十分に使用できそうです。高級ヘッドフォンはインピーダンス300Ω以上とかもざらなので、据え置きやハイパワーなDAPを持っていない方でも使用できそうです。

ちなみにブラックはこんな感じ

 

使ってみた

 写真のような黒い箱を開けると、ヘッドフォンが出てきます。パッケージされているのはヘッドフォン本体と、麻でできたヘッドフォン用のキャリングポーチ、3.5mm接続用のケーブル(ヘッドフォン側は2.5mmのデュアル)と6.3mm変換プラグアダプターです。


しっかりとした分厚いクッション材で覆われています。

付属品はこんな感じ

 ケーブルは布巻きで滑らかなタッチです。ベルクロタイプのケーブルタイがついているのですが、ここだけの話、ベルクロタイプはキャリングポーチや洋服、あと、布巻きケーブルの表面を荒らしてしまうので、実はベルクロタイプはあんまり好きじゃなかったりします。個人的にはゲーミングデバイスのRAZERのヘッドセットなんかに付属している、シリコンバンドタイプの方が使い勝手が良くて好きなんですけれど、中華オーディオ系のメーカーはベルクロタイプのケーブルタイを使っているところが多いんですよね。ただ、「Robin SV021」に付属のケーブルタイは細いせいなのかベルクロタイプの割にあまり服に引っかからないような気がしました。


右上のシリコンバンドタイプの方が好きです

 

 さて、ヘッドフォン本体について眺めて見ましょう。まずはSIVGA AUDIOのアイデンティティーである、ウッドハウジング、ヘッドフォンのカップ部分は明るめのローズウッド製で、カップの側面部分にSIVGAのロゴが焼き付けられています。ローズウッド製のイヤホンハウジングは光沢感のあるクリア塗装でしあげられていて、木目が立体的に浮き上がっていて、すごく綺麗な仕上がりです。今回、実物を見ることができていませんが、ブラックバージョンの方は艶消し仕様になっていて、同社のWEBサイトや海外レビュアーの方の動画などを見てみると、ブラックバージョンもいい雰囲気に仕上がっていました。

 

ハウジングにはSIVGAのロゴ

 ヘッドバンドとイヤーマフは同色の明るいブラウン、タンといった方がしっくりくる色合いかもしれません。高級車の内装のような上品で上質な質感の色合いです。高プロテインレザー製の柔らかいタッチのイヤーマフは厚みがあって(30mm)、すごくふわっ、ふわで、耳周りを優しくホールドしてくれそうに見えます。


ヘッドバンドのステッチも綺麗な仕上がり

 

 ヘッドバンドは金属製で、独特な光沢のある粉体塗装のような上品な光沢の塗装で仕上げられています。こういった仕上げはメッキと違って指紋やくすみが目立たないので扱いやすくていいですね。サイズの調整は多くのヘッドフォンと同じように、ヘッドバンドとイヤーカップの部分をカチカチと動かして調節するようになっています。調整幅は11段階で私の場合は小さい方から3段階目でちょうど良かったので、頭が小さめの人から大きめの人まで幅広い方に使えそうな気がします。


クリック感があって調整しやすい


 ヘッドフォンの調整は上下方向のみで、左右方向の捩れに関しては遊びが作られていないので、横方向に微調整はヘッドバンドの捩れとふわふわで厚みのあるイヤーマフのみで対応する設計になっているようです。ちなみに私の頭の大きさは標準~やや大きめくらいだと思うのですが、側圧に関してはキツくも緩くもない感じでした。30mmもあるフワフワなイヤーマフは優しい質感で、耳がイヤーマフの中にすっぽりと収まるタイプの設計になっています。ヘッドフォン自体の重さも標準的なので、着けご心地は悪くはないです。さて、そろそろ音を聴きたくなってきたので、実際に音の方を聞いていこうと思います。

 

ふわっふわのイヤーマフは快適な装着感


音質チェック

 「Robin SV021」の第一印象は、ややウエットでしっとり感がある低音域を中心に、艶やかな中音域とシャキシャキとした高音域、ヘッドフォンらしいやや広めの音場を感じる鳴り方でした。低音は7.5~8程度のしっかりとした迫力かつ適度な量感で、ベースのふくよかな鳴り方が心地よいです。ドラムや和太鼓のような打楽器の胴鳴りや余韻を楽しめる音作りで、原音に忠実でナチュラルな感じよりも、リスニングを楽しめるように低音域が上手に作り込まれています。

  適度に艶やかさを感じる中音域、特にヴォーカルの音域に焦点があたるように作り込まれた中音域は程よい主張感、5.5~6程度の量感でヴォーカルの歌声を耳に届けてくれます。しっとりとした艶やかさがありつつ、低音域に埋もれないようにバランスが取れたチューニングの中音域は、楽器の表現力も良い感じですが、ヴォーカルの音域に程よい色気を感じさせてくれます。低音域と中音域に分離感があるチューニングですが、楽曲や機材によっては中音域が低音域にやや押され気味になることもありますが、音にそこそこの立体感が感じられので、楽器やヴォーカルの音色の世界にしっとりと浸っていけます。

 

アルミ製のプラグケース

 そして、シャッキシャキとした主張しすぎない高音域、金属感はありつつも、サラッとした質感の高音域が「Robin SV021」の空間を引き締めてくれます。音域的にはきちんと出ていると思いますが、高音域は5〜5.5程度くらいの量感で、前に出てくるような、刺さるような感じの鳴り方ではなく、あくまでも「Robin SV021」のドラマチックな低音域の世界にアクセントを加えてくるような鳴り方です。

 音場はヘッドフォンらしく肩幅よりもやや広いくらいの空間で、低音域を中心に広がりがあり、定位がきっちりと振られている楽曲を聴くと、どっしりとした低音の鳴りを中心に、中音域や高音域がけっこうにぎやかに鳴ってくれます。モニターライクなサウンドとは真逆のリスニングに振られたサウンドなので、特に歌物の楽曲が好きな方はかなり満足できるはずです。スマートフォンユーザーの方は、もしも、ちょっとしたアンプや高性能なDACを持っていれば是非とも使用してみてください。「Robin SV021」のポテンシャルを存分に発揮できるようになります。「Robin SV021」サウンドはもちろん、綺麗に仕上げられたヘッドフォンの作りも相まって、所有欲をも満たしてくれる一本だと思いました。

 

アンプを通すとさらに良音に(写真のアンプはFiiO Q3)♫

 

まとめ

 本日はSIVGA AUDIO「Robin SV021」についてレビューしていきました。「Robin SV021」はヘッドフォンのダイアフラムにポリカーボネートとファイバーを使用した独自開発の50mmダイアフラムを搭載したヘッドフォンで、ローズウッドを削り出して作り出された高級感のある作りが印象的な一本でした。

 

職人魂で作られているらしいです

 「Robin SV021」の全体的な音作りは、丁寧に作り込まれた、いわゆるリスニング向けのチューニングで、音の割れや刺さりを感じにくく、多くの人が気持ちよくリスニングできる仕上がりだと思います。そういった意味では、原音に忠実なモニター寄りのサウンドを求める方のニーズとは違う方向の製品ですが、SIVGA AUDIOの中でもエントリーモデルというだけあって、変に尖ったところがなくオールラウンドに使える一本だと言えそうです。

 

とても楽しくリスニングできました

  ちなみに基本的には密閉型のヘッドフォンハウジングに見えますが、ヴォリュームを上げていくとハウジング上部にあるベント用のスリットから結構音が漏れてくる感じで、図書館のような静かな場所で使用する時は音量に注意した方が良いと思います。イヤホンでもヘッドフォンでもそうですが、外に持ち出して使う前に、自宅などの静かな場所で、どの程度のボリュームで聴くと音が漏れてくるかを事前に試しておくのがおすすめです。

 

音漏れはそこそこします♫♪♬

 「Robin SV021」のイヤーマフは高プロテインレザーと呼ばれる合成皮革でできているのですが、この色合いがすごく綺麗で、ローズウッド製のヘッドフォンハウジングと相まってすごく高級感ある雰囲気で、インテリアにも違和感なく溶け込むので個人的にはかなり気に入りました。イヤーマフがすごくふわっふわの心地よい装着感で、なかなか気持ちよく使用することができたのですが、ヘッドホンハウジング部分が捩れ側の動きにも対応していれば、もっと良い装着感になると思いました。ちなみに「Robin SV021」のイヤーマフはAliExpressで2,900円程度で販売されています(Robin SV021用のイヤーマフはコチラ)。現在、SIVGA AUDIOの純正パーツはアマゾンでは販売されていないようなので、一応、AliExpressのリンクを貼っておきます。SIVGA AUDIOのWebサイトやAliExpressには、アマゾンで販売していないSIVGA AUDIOのラインナップが揃っているので、気になる方は参考にしてみてください。そんなわけで、今回はこのあたりで終わろうと思います。本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m🍀✨

 

初めてのSIVGA AUDIO 良かったです(*´∀`*)👍🍀✨

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