【Kinera Celest Pandamon】耳に優しいフラットな音が心地よい。コンパクトな新型SPDを搭載した一本。
Pandamon参上(謎) |
みなさん、こんにちは☀️三流心理カウンセラーです。本日はKinera Celest 「Pandamon」についてレビューしていきたいと思います。Kineraは2016年に中国広東省で設立されたブランドです。Kineraに対する私の個人的なイメージとしては、キラキラしたお洒落で女性的な樹脂筐体イヤホンをリリースしているメーカーです。ちなみにKinera CelestはKineraのサブブランド的な位置付けのようで、Kinera Celestブランドでのファーストモデル「Gumiho」という九尾の狐をイメージした製品でした。今回レビューしていく「Pandamon」は、お洒落・・・かどうかはわかりませんが、中々興味深いドライバーを搭載したイヤホンです。ちなみに「Pandamon」とは写真の通り何かパンダ的なモンスターの名前のようです。
呪術廻戦? |
さて、「Pandamon」はイヤホン片側に10mm×10mmのSquare Planar Driver (以下、SPD)を1基搭載したシンプルな構成の一本です。SPDは名前の通り正方形の平面駆動ドライバーユニットです。このSPDはKineraが独自に開発したドライバーとのことで、高価な製品が多い平面駆動ドライバーユニットの中でも、KineraのSPD搭載モデルはかなり低価格でリリースされています。元々KineraはBAドライバーを製造していたメーカーとのことなので、ドライバー開発に独自のノウハウを持っているのかもしれません。
SPDの構造 Amazon HiFiGo販売ページより |
この独自開発のSPDはKinera Celestブランドで販売された「Gumiho」でも採用されていましたが、「Pandamon」で採用されているのは第二世代にあたる改良モデルとのことです。初代のSPDは低音域に力を入れたドライバーで、高音域をバランスドアーマチュア(以下、BA)で補完することで音作りがなされていたようですが、「Pandamon」に採用されている第二世代のSPDはSPD単体でリスニングに必要な全周波数帯域をカバーしているとのことです。そんな「SPD」のサウンドを簡潔に表現すると「平面駆動ドライバーらしい音の分離感で楽曲全体を冷静に見渡せるフラットサウンド」です。楽曲全体を見渡せると言っても、いわゆるモニタリング的なサウンドではなく、あくまでもリスニング向けにチューニングされたサウンドで、耳に対してセンシティブな鳴り方ではなく、どちらかと言えば聴き疲れのしない優しい音作りになっていました。詳しくは、このあとじっくりと見ていきたいと思います。本日も最後までよろしくお願いいたしましすm(_ _)m🍀✨
がおぉぉぉ(*´∀`*)🍀✨ |
使ってみた
まずはパッケージから見ていきましょう。パッケージはこんな感じで、パッケージの透明窓からフェイスプレートに「Pandamon」なるモンスターがデザインされたイヤホン本体が見えるようになっています。
イヤホン本体が見えるパッケージング |
付属品はこんな感じです。イヤホン、ケーブル(4芯OFC)、シリコン製のイヤーピース二種類(S,M,Lの3サイズ)、キャリングケース、クリーニングブラシ、そして、金属製の「Pandamon」の謎グッズです。
豪華な付属品 |
箱の側面を見ると付属品の中にMetal bookmarkと書いてあるので、謎グッズは、おそらく「Pandamon」のしおりだと思われます。
Metal bookmark付き😉 |
そして、さらに箱側面の付属品の説明を見ると、イヤーピースには名前があるようです。一つはCelest 221 Vocal Eartipsということでヴォーカルサウンドを聴きやすくしたもの、もう一種類はCelest 608 Eartips という標準イヤーピースのようです。そう言えば、日本だとイヤーピース、略してイヤピなんて呼ぶことが多いですが、英語だと大抵イヤーティップ(チップ)と書いてありますね。やっぱりイヤティとかイヤチと略すのが正式なのでしょうか?
左:Celest 608 Eartips 右:Celest 221 Vocal Eartips |
まぁ、その辺はおいておくとして、イヤホン本体を見ていきましょう。イヤホン筐体は樹脂製でフェイスプレートは金属製(ステンレス)です。重さは片側3.6g程度で軽量です。フェイスプレートはほぼ円形で直径18.8mm程度で、耳へのフィット感はかなり良いと思います。
軽い付け心地でフィット感もヨシ👍 |
Amazonの販売ページを見たところ、どうやらセミオープン構造のようで、フェイスプレートのメッシュ部分は結構開いているようです。ちょっと、どのようなサウンドになるのかが楽しみですね。
耳の間のメッシュがセミオープン |
ちなみにスペックはこんな感じになっています。
スペック
感度 108dB
インピーダンス 9Ω
周波数応答帯域 20Hz-20KHz
平面駆動系のドライバーですが、非常に音量がとりやすそうなスペックなので、スマートフォンに直挿ししても十分な音量でリスニングできそうなスペックです。なにはともあれ、そろそろ実際に音を聴いていきましょう。本日の機材はこんな感じです。
本日の使用機材
イヤホン:Kinera Celest 「Pandamon」
ケーブル:Kinera Celest 「Pandamon」付属ケーブル
イヤーピース:SpinFit CP100+
再生機器:ASUS Zenfone8
音源:Amazonプライムミュージック LiSA「悪女のオキテ」(24bit/48KHz)」、優里「メリーゴーランド(24bit/48KHz)」他
意外と付属の背が低いイヤーピースがおすすめかも |
まずは、LiSAさんの「悪女のオキテ」を聴いていきます。グルーヴィーなベースとバスドラム、様々なエレキギターのカッティングやリフが詰め込まれています。「Pandamon」はフラットな音作りですが、沢山の楽器が鳴っていても楽器の中にヴォーカルは埋まらず、また、それぞれの楽器は分離感が感じられます。「Pandamon」はパワフルな見た目なので力でゴリ押ししそうなイメージですが、意外にサウンドを結構綺麗に整理して鳴らすのが上手いです。
意外と繊細なんです(*´∀`*)💖 |
次に優里さんの「メーリゴーランド」を聴いていきます、ヴォーカルのニュアンスは程よく、歯擦音は目立ちません。ピアノは艶やかさよりも和音が少しふんわりと優しく鳴ります。「Pandamon」は解像度重視の研ぎ澄まされたサウンドではなく、耳に優しく程よい解像感で長時間のリスニングでも聴き疲れしにくい音質です。このあたりは半開放型のセッティングが活きているのかもしれません。
耳に優しいフラット系のサウンド |
CreativeのSound Blaster X5に接続してゲームで使ってみました |
終わりに
本日はKinera Celest 「Pandamon」についてレビューしていきました「Pandamon」はイヤホン片側にKineraの自社開発SPDを一基搭載したシンプルな構成のイヤホンで、見た目に反してある種の繊細ささえも感じるような「平面駆動ドライバーらしい音の分離感で楽曲全体を冷静に見渡せるフラットサウンド」が持ち味の一本でした。低音から高音をまでを10mm×10mmという小さなSPDで鳴らしているので、イヤホン自体もコンパクトにまとまっていて軽快な装着感が心地良かったです。LETSHUOERの平面駆動ドライバーを搭載したコンパクトなイヤホンである「S12」と並べてみたところ、「Pandamon」は「S12」と比べても非常にコンパクトな設計なのがわかります。
左:Pandamon 右:S12(LETSHUOER) |
コンパクトなS12と比べてもPandamon小型ですね |
フラットな音作りのサウンドは、中音域あたりがごちゃついて低音域に押しつぶされるような音作りになることがありますが、「Pandamon」は低価格帯のイヤホンなのに、きちんと音が整理されて聴こえるのが印象的でした。この辺りは平面駆動系のドライバーが活きているのかなと思います。しかも半開放型の構造のおかげで、耳に優しいエアリー感を感じる鳴り方をするので、非常に聴き疲れしにくく、さらにフラットな音作りのおかげで小さな音でもリスニングしやすいという、まさに長時間リスニングに向いた仕様になっています。そう言った意味から考えると「Pandamon」は、高音質なゲーミングイヤホンを探している人にも おすすめしやすい仕上がりになっていると思いました。そんなわけで、今回はこのあたりで終わろうと思います。本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m🍀✨
ゲームにもおすすめだと思いました。 |
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