【Lenovo S540ゲーミングエディション レビュー】最新ノートPCのようにアップデートしよう!!(後編)

【Lenovo S540ゲーミングエディション レビュー】最新ノートPCのようにアップデートしよう!!(後編)

はじめに

 前回【【Lenovo S540ゲーミングエディション レビュー】最新ノートPCのようにアップデートしよう!!(前編)】は話が伸びてしまい、結局改造プランの紹介までで終わってしまった。今日は、その反省を込めて、サクサクと話を進めていきたいと思う(本当か!?)。メーカーに確認はしていないが、ノートPCの背面のネジを開けて、部品交換をするとメーカー保証がなくなってしまう可能性が高い。もしも、このページを見て、部品交換を試みようと思う方は、あくまでも自己責任のもとで作業をお願いいたします

使用部品と使用工具

Crucial(Micron製) ノートPC用 メモリ PC4-19200(DDR4-2400) 16GB×1枚 
MU-MIMO AX200 AC AX200 Ngff WiFiカード AX200NGW M.2 NGFF 2.4 / 5ghz Bluetooth 5.0
WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C
ゴシェール(Gocheer)115 in 1 精密ドライバーセット 磁気ドライバー 98種ビット 滑り止めハンドル 特殊ドライバー ネジ回し 多機能ツールキット iPhone 家電 Switch デジタル製品 DIY 大工 修理キット 収納ケース 磁石付き

(上記の使用パーツは最後にまとめてリンクを貼っておきますので、興味のある方は見てみてください(^_-)-☆)

使ってみた

 部品を交換するためには、Lenovo S540ゲーミングエディションの裏蓋を開ける必要がある。PCの電源を切ったら、PCを閉じて裏返しにする。裏蓋は10本の特殊ネジで止まっているので④の【ゴシェール(Gocheer)115 in 1 精密ドライバーセット】でネジを外していく。
上から3本、3本、4本のネジで止まっているが、最下段4本のネジの内の中2本は裏蓋から外れない仕様なので、ネジが空回りしだしたらネジは完全に緩んでいる状態なので、回し過ぎに注意である。裏蓋の開け方は色々あるが、精密ドライバーなどでコジるのは最終手段にした方が良い。金属でコジるとノートPCの躯体に傷が入りやすいし、最悪の場合は変形してしまう。Lenovo S540ゲーミングエディションの場合は、ドライバーセットに入っている吸盤を裏蓋にくっつけて引っ張れば、裏蓋は結構簡単に外れてくれると思う。ちなみにLenovoさんのHPに分解や部品の取り外し方の動画がアップされているので、気になる人は参考にしてみるとよいかもしれない。



 無事に裏蓋を外すことができたら、バッテリーに繋がっているコネクタを外そう。真ん中あたりにある黒いコネクタである。
コネクタについている溝に爪やドライバーセットに入っているプラスチックの道具などをひっかけるようにして、バッテリー側に向かって真っすぐ引っ張れば外れると思う。この手のコネクタにはロック機構がついているものもあるが、S540の場合は特にロック機構などはないようだった。ここまでできたら、いよいよ部品の交換ができる。




 

 メモリ交換に使用する部品は安心のブランド、Crucialのメモリにした。
Lenovoの仕様表に書いてあったメモリの仕様は8GB PC4-19200 DDR4 SDRAM SODIMMだったので、コレを選んだのだが、蓋を開けてメモリを取り外してみるとPC4-2666V-SCO-11というものが出てきた。2400ではなく2666だ…少々不安になるが。仕方がないのでそのまま交換することにした。






(写真下:メモリを固定している両サイドのピンを外側に開くとメモリのロックが外れる)


 次はWifiカードだ。マザーボードのM.2スロットには、Intelの9560NGWが装填されている。Intelの仕様表を確認していただくとわかるが(リンクは下記に添付)、9560NGWは、いわゆるV6+のWifiに対応したモデルで、Bluetooth5.1に対応しているようだ…Lenovoの仕様表にはBluetooth4.2と記載されていたが…



 しかし折角なのでAX200 NGWに交換しておくことにした。もっとも、私のインターネット環境はまだ1ギガ回線でWifi6用のルーターを導入していないので、実際の恩恵を受けることはできない。
将来的なことを見越してのWifi6カードの導入である。余談であるが、少し調べてみたところ、LenovoなどのPCは純正以外のカードを受け付けないという話もあるようだ。今回取り外したカードがLenovo純正かはわからないが、カード交換後にきちんと動作するかは気になるところである。




 そして、最後にSSDである。Intelのデバイスとドライバ確認ページを見たところ、私が購入したLenovo S540ゲーミングエディションに搭載されているSSDはSamsungのMZVLB512HBJQ-000L2というモデルだった。
どうやら、一般的にはあまり販売されていないモデルのようだ。スペック的には同じくSamsungのSSD970PRO程度の性能でEVOよりも少し性能が落ちるようだった(ただし970PROとEVOは1TBの性能表だった)。つまりSamsungのMZVLB512HBJQ-000L2の方が、今回準備しておいたウエスタンデジタルのWD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0Cよりも、Read、Writeともに高性能というわけだ。SSDは容量が大きい方がReadとWriteの速度を上げることができるが、SamsungのMZVLB512HBJQ-000L2は512GBでWD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0Cは1TBにも関わらず、SamsungのMZVLB512HBJQ-000L2の方が高性能というわけである。今回はあえて交換せず、WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0Cは今後、自作する予定のデスクトップPCに使用することにした。ちなみに私がモバイルで愛用している、ASUSのUX433FはWD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0Cに交換して使用しているが、WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0Cは動作も安定していて高速かつ発熱が少ない優れたSSDだと思う。

終わりに

 今回はLenovo S540ゲーミングエディションの部品を交換することで、最新のノートPCのようにアップデートを試みた。色々と考えながらパーツを準備したのだが、いざ交換してみると、大きな性能アップは得られなかったが、将来的により高速なWifiに接続できるポテンシャルを得ることはできたと思う。しかしながら、Lenovo S540ゲーミングエディションのコスパは凄まじいものがある。ほぼ同じ仕様の外部GPU無しモデルは76,384円である。外部GPU有のゲーミングエディションと値段がほぼ同じなのだ。個人的には外部GPU無モデルを選ぶ理由はほぼないと思う外部GPU無モデルは躯体が数ミリ薄くなるので、PCの処理性能よりも薄さ優先の方はあえて外部GPUなしを選ぶのもありかもしれないが…)。一時期S540ゲーミングエディションの在庫は無くなっていたため、てっきり販売終了かと思ったが、また在庫が復活したようだ。仕事ゲームに、動画編集にと、オールマイティに使える家用ノートPCを検討している人は候補に入れても後悔しないと思う。
Lenovo S540ゲーミングエディションを見てみる

(写真下:左がintel 9560NGW 右が同じくintel AX200NGWである。速度の変化は?な状態だ)



コメント

人気の投稿