【ダルマオーディオ TWSスピーカー Nightingale(ナイチンゲール) レビュー】音のプロ集団が造ったTWSスピーカーでもっと自由に音楽を楽しもう
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TWSスピーカー(*´▽`*)♪ |
はじめに
みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)本日は音のプロ集団ダルマオーディオ社より2021年4月にリリースされたTWSスピーカー「Nightingale」についてレビューしていきたいと思います。ダルマオーディオ社については、以前にレビューした世界で50機限定販売だった試験販売イヤホン「Echo」の記事(←クリックするとレビューに飛びます)で詳しく書いたので、気になる方はそちらを参照してみてください(^_-)-☆
ちなみに、Nightingaleをよりよい製品にするために、現在クラウドファンディングの準備を検討しています。今後、詳細がわかればブログにてお知らせしようと思います(*´▽`*)
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あなたならどうやって使う? |
NightingaleはTWSのテクノロジーを使った完全ワイヤレススピーカーです。スピーカーの筐体には高級家具でよく使われているウォルナットという木材を使用しています。筐体というよりもエンクロージャーと言った方が、専門的な感じがしてカッコいいでしょうか(笑)でも、スピーカーに関してはイヤホンに比べるとそこまで詳しくなかったりします。いや、イヤホンに関してもそこまで詳しくないと言えばそうなのですが(笑)ちなみにウォルナットはクルミの木です♪
一般的にスピーカーの筐体に使われる木材は、コストや経年、温度・湿度による歪みが出にくく、工業製品としての品質や音質が安定するMDF材が使われることが多いですが、高級なスピーカーには質感に味がある無垢材が使われることもあります。例えば、スピーカーの筐体に使わる無垢材はウォルナットやハードメイプル、ブラックチェリーのような硬い木材が使われることが多いです。楽器や家具には様々な木材が使用されますが、その中でもウォルナットは非常に硬くて経年による歪みが出にくく、比重が重いため余分な共振が出難いため音響特性に優れ、しかも杢目や色が美しいのでスピーカーの筐体にピッタリな木材の一つだと考えられているようです。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ウォルナットは楽器だとハイエンド価格帯のエレキベースにもよく使われる高級木材の一つです。
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高級感のあるウォルナットの筐体 |
Nightingaleはそんなウォルナット材を贅沢に筐体に用いることによって、非常にコンパクトな筐体サイズからは想像できないような豊かな音を奏でるTWSスピーカーです。いきなりですが、Nightingaleの音の特徴を簡潔に言い表すと「癖の無いタイトで引き締まった低音域と、どこまでも伸びていくような気持ちが良いクリアな中高音域サウンド」です。そのサウンドは・・・そうです、まるで、鳥のナイチンゲールのさえずりのような感じでしょうか?いや、ナイチンゲールがどんな声で鳴くかは(謎)・・・そんなわけで本日も最後までお付き合いをよろしくお願いいたします。
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何が出るかはお楽しみ!?(写真提供:ダルマオーディオ) |
使ってみた
まずは付属品から見ていきましょう。手元にあるNightingaleは、ダルマオーディオ社がNightingaleを正式発売する前(2021年3月頃)に送ってくれたものなのでノンパッケージでしたが、現在販売されている製品版は木目調で非常に雰囲気のあるパッケージに入っています。ちなみにダルマオーディオ社の方に確認したところ、私の手元にある試供品も製品版と全く同じものとのことでした。Nightingaleに同梱されているのは、Nightingale×2、充電用のUSB Type Bケーブル×2、ダルマオーディオのロゴ入りキャリングポーチ×2です。
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まるで茶器のような雰囲気!?(写真提供:ダルマオーディオ) |
Nightingaleの外観はテニスボールよりも小さいくらいのサイズ感なのですが、手に持ってみるとずっしりとした重さを感じます(1個:約235g)。Nightingaleの筐体は継ぎ目が目立たず、また木肌に引っかかりなどは一切なく、非常にきめ細かな木の温もりが感じられる美しい仕上がりになっています。操作系はシンプルで、スピーカーの下部に電源スイッチ兼ペアリングスイッチのみというシンプルな構成です(下の写真、左のスピーカーの真ん中にあるのが電源スイッチ)。ボリュームや曲の送り、戻しなどは全て音の送信機であるスマートフォンやDAP側で行うように設計されています。かなり離れた位置(10m程度)から操作できるので、本体に余計な操作ボタンがないのはとても良いと思います。充電用の端子はスピーカー下部の目立たない位置に設置されています。筐体の下部には滑り止めが付いていて、スピーカー自体が余計な共振を起こさないように設計されています。
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設置時はスイッチが見えないデザイン |
スピーカーにはLRの区別がなく、ペアリング時に自動的にスピーカーのLRが設定されるようになっています。使用する際には普段聴いている楽曲などで左右のチャンネルを確認しておくと良いでしょう。ちなみにNightingaleは一台でも使用することができますが、二台をステレオで接続した方がより良いサウンドで楽しめると思います(ダルマオーディオ社も二台セットで使うことをおススメしています)。ダルマオーディオ社のHPによると、3時間の充電で7時間連続使用できるとのことです。連続使用時間の設定は短くはないですが、もう少し短時間で充電できると嬉しい気がしました。
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充電口と青いLEDのインジケーターは目立たない位置にあります |
Bluetoothなのでコーデックが気になる方もいると思います。BluetoothのコーデックはSBCのみで、AACやapt-Xには対応していません。「SBCで大丈夫なのか!?」私も音を聴く前は音質が心配でしたが、実際に音を聴いてみるとそれが全くの杞憂であることがわかりました。Nightingaleは流石にダルマオーディオ社の製品だけあって非常に高音質です。その高音質を奏でるドライバーユニットは40㎜(4Ω3W)、周波数特性は10Hz~19KHzです。いわゆるハイレゾなどの製品ではありませんが、可試聴範囲でしっかりとしたチューニングがなされているようです。
さて、そろそろ実際に音を聴いていきましょう。使用機材はいつも通りHuaweiのP30Proを使用します。ちなみに手持ちの他のスマホやPCでも試してみたのですが、Bluetoothであっても再生機器の音質の影響を結構受けるため、高音質な再生機器を選んだ方がより楽しめると思います。今回はAmazonプライムミュージックよりプレイリスト「仕事のためのアコーステック・ポップ」(←Amazonミュージックに飛びます)からLeah Nobeiの「Beginning Middle End」を聴いてみました。ちなみに、TWSスピーカーということで非常に様々な設置方法が選べますが、今回はカーテンレールの上にコルクボードで出来たコースターを置き、Nightingaleを180㎝程度の間隔をあけて設置してみました。
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こんな場所でも簡単に設置できます |
0:00~ アコースティックギターのサウンドと優しい女性ヴォーカルから楽曲が始まります。Nightingaleから奏でられるサウンドは天井に反響して耳に届くような感じになっていて、部屋中がアコーステックな優しいサウンドに包み込まれます。
0:42~ サビでストリングスが楽曲に入ってきて、更にサウンドに広がりと奥行きが出てきます。中高音域の響きがアコーステックな感じで非常に心地が良いです。男性ヴォーカルのハモりも非常に自然にまとまっています。
1:11~ 男性ヴォーカルパートです。ハスキーな男性ヴォーカルの帯域も良い感じで、あまりニーズはないかもしれませんが、息遣いもバッチリ聞こえます(謎)
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どこに設置するかはお好みで(*´▽`*) |
冒頭でもお伝えした通り、Nightingaleはタイトな低音域と伸びやかな中高音域に特徴があります。そのためヴォーカルや中高音域を主体とする伴奏楽器の音が秀逸です。逆に重低音の再生は苦手なので、ヘビーメタル系の楽曲の再生には向いていないかもしれません。しかし、例えばPolyphia の「James Franco」のようにエネルギッシュなエレキギターを中心とした楽曲であれば、非常に相性が良く、タイトでスピード感のあるリズムとエレキギターらしいサウンドを楽しむことができます。
また、ヴォーカルがフューチャーされていて、中音域を担う伴奏楽器が多い和楽器バンドのようなバンドの楽曲も意外と相性は悪くないです。ヴォーカルの伸びやかな歌声とエレキギター、尺八、琴、三味線のサウンドが混在してもそれぞれ楽器の分離感が良く気持ちよくリスニングできました。もちろん、ベースやドラム、和太鼓の重低音をしっかり再生するためには別のデバイスを使う方が良いと思いますが、ヴォーカルや伴奏楽器が好きな方はNightingaleを試すのも面白いと思います。
終わりに
本日はダルマオーディオ社からリリースされたTWSスピーカー「Nightingale」についてレビューしていきました。Nightingaleはテニスボールよりも小さいコンパクトな筐体からは想像できないようなエネルギッシュなサウンドを奏でるTWSスピーカーでした。高級感溢れるウォルナット材で作られた筐体からは、非常に伸びやかな中高音が奏でられ、初めて聴いた人はそのサウンドにきっと驚くと思います。低音域はいわゆる沈み込むような重低音ではなく、引き締まったタイトな低音です。音楽の再生中に筐体を持ってみるとかなり低音の振動を感じますが、周りの物が変に共振したりしないようにきっちりと仕上げられていました。いわゆる重低音が好きな方には向かないと思いますが、伸びやかでキレの良いサウンドを求めている方にはぴったりなサウンドだと思います。また、広い再生帯域が求められるオーケストラのような楽曲に対しては流石に役不足感を感じると思います。しかし、低音域がタイトなおかげで小さな音でもこもり感の無いすっきりとした音を再生することができるので、ベッドサイドにおいて小さな音で楽しむのも面白いかもしれません。
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テニスボールよりも小さい(*'▽') |
そんな画期的なTWSスピーカーであるNightingaleですが、いくつか気になる点もありました。まずは、Bluetoothの接続音がこれまた画期的なレベルで大きいです。また、充電が少なくなった際の、お知らせ音も少々大きいかなと思います。これは間違いなく要改善ポイントだと思います。2点目は充電用のUSBがType Bと言う点です。これも絶対にUSB Type Cにした方が良いと思います。この二点が改善されれば、さらに素晴らしい製品になると思うので、是非とも改良版に期待したいところです。余談ですが、下の写真にある『ウッド製コースター』はNightingaleと同じくウッド専門の加工工場で製作されたウッド製コースターで、 錫象嵌という伝統工芸の技術で作られているとことです(^_-)-☆
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蓮の模様が綺麗です(写真提供:ダルマオーディオ社) |
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こんな使い方も面白ですね(写真提供:ダルマオーディオ社) |
今回は詳しくレビューしていませんが、PCのモニタースピーカーとして使用するのもかなりおススメの使い方です。例えば、多くのPCモニタースピーカーは左右のスピーカーからPCモニターへの接続ケーブルと電源ケーブルが必要になりますが、Nightingaleを使えばPC周辺からスピーカーの配線を完全になくすことができます。しかも、一般的なPCモニタースピーカーに比べて筐体が小さいので非常にミニマルな空間を作り出すことができます。このすっきり感は一度体験すると後に戻れないかもしれません。しかも、ワイヤレスで掃除がしやすいのも非常に良い点だと思います。
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完全ワイヤレスなPC環境(*´▽`*) |
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自由に音楽を楽しもう(*´▽`*)♪ |
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