【audirect Beam2SE-21 レビュー】お手軽にイヤホンと音源の持つポテンシャルをフルに引き出すUSB DACアンプ
お手頃価格でスマホを高音質化(*´∇`*)🍀✨ |
はじめに
みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´∇`*)🍀✨。本日はaudirectのUSB DACアンプ「Beam2 SE-21」についてレビューしていきたいと思います。「Beam2 SE-21」は、当ブログや私のTweet(@bocchi33)などでかなり頻繁に登場している魔法の小さな箱みたいなやつですね。実は現時点では廃盤になってしまい、現在はより高性能な「Beam3 Pro」(後日レビューいたします)に進化しています。全く初心者の方もいらっしゃるかもしれませんので「Beam2 SE-21」とは何か?について簡単に説明しておくと「Beam2 SE-21」はUSB-Cを3.5mmオーディオ出力に変換するための機器です。例えば、最近のスマートフォンのように3.5mmのオーディオ出力がない製品で、3.5mm端子のついた有線イヤホンを使いたい時に使う機器ということですね。
コンパクトなのに600Ωまで対応できるパワフルさ!! |
スマホがちょっとしたDAPに化ける(言い過ぎ!?) |
前述した説明からもわかるように、そもそも論から言ってしまうと、本日レビューする「Beam2 SE-21」はTWSでしか音楽を聴かない人にとっては全く意味をなさない製品ということになります。TWS以外はイヤホンとして認めないという方は、ブラウザの戻るボタンを押して・・・いや、多分、このページをご覧になっている皆様は、きっと音に関する探究心を持った方がほとんどだと思います。この後、「Beam2 SE-21」について、いつものようにじっくりと見ていきたいと思います。そんなわけで、本日も最後までお付き合いをよろしくお願いいたします(^_-)-☆
そろそろ本当に新しい動画を出さないと(~_~;)
使ってみた
まずはパッケージから見ていきましょう。パッケージは箔押しでメーカーのロゴマークが入っているちょっと高級感があるしっかりとしたパッケージで、レッドメタリックのaudirectのロゴが中々かっこいいです。箱は二段重ねの重箱方式になっていて、一段目に「Beam2 SE-21」本体、二段目にはUSB-C to USB-Cのケーブル、USB-C to Lightningケーブル、USB-Cを普通のUSBに変換するアダプターが収納できるようになっています。ケーブルは布巻タイプでケーブルの質感は柔軟で取り回し良がいです。変換アダプターは小さめのUSBメモリーくらいのサイズです。ちなみにUSB-C to Lightningケーブルはメーカーからのサービス品(つまり「おまけ」です)で、Lightning端末での動作保証をしているものではないとのことです(2021年9月末はiPhone、iPadともに問題なく動作していました)。
高級感を感じるパッケージングです♪ |
「Beam2 SE-21」本体を眺めていきます。「Beam2 SE-21」本体は金属性で透明のアクリル樹脂でコーティングされています。サイズは53㎜×15㎜×10㎜です。スリム&コンパクトで取り回しが良いと思います。「Beam2 SE-21」本体の横にはスイッチとLEDのインジケーターが付いていて、スイッチを一回押すとインジケーターランプが点灯し、もう一回押すとゲイン設定が変わります。ゲイン設定は低(緑)、中(黄)、高(赤)の三段階でゲインによってLEDインジケーターの色が変わるので、どのモードでならしているのかが視覚的にもわかるようになっています。ちなみにパッケージ裏のOutput powerの項目には≧115mW(16Ω)、≧122mW(32Ω)、≧7mW(600Ω)と記載されています。つまり一般的な用途であればエントリークラスのイヤホンからハイエンドのマニア向けイヤホンやヘッドフォンまで「Beam2 SE-21」一本でカバーできると思って良いと思います。余談ですが、スイッチを3秒間長押しすると、LEDインジケーターが常時点灯するナイトモードなるモードになります。別に音が変わるわけではないので使いどころは少々不明ですが、光らせたい人は使ってみるのも良いかもしれません(謎)。
スイッチ横のLEDはゲインモードを示します |
「Beam2 SE-21」の仕様に関してもう少し見ていきましょう。DACの要となるDAC Chipには、世界的なオーディオチップメーカーであるESS Technology社の省電力で高性能なES9281AC PROが採用されています。ES9281AC PROは、当ブログで以前にレビューした同社の「ATOM2」にも採用されていたDAC Chipです。「Beam2 SE-21」はDSDとMQAに対応した製品なのですが、すごくシンプルに言ってしまうと凄く高音質な再生方式に対応しているということです。DSDとMQAに関して詳しい記事などもインターネット上には結構あるので、興味がある方はそのあたりも参照してみると面白いと思います。
コンパクトさはATOM2ん軍配が上がります。 |
詳しいスペックは以下のようになります(販売代理店 IC-CONNECTのHPより引用)。
DACチップ ES9281AC PRO
THD+N <0.0003%
周波数特性 20Hz-40kHz
PCM 32Bit / 768kHz
DSD 512まで対応
出力 ≧115mW(16Ω) ≧120mW(32Ω)≧.6.8mW(600Ω)
入力端子 TYPE-C
出力端子 3.5㎜ ステレオミニジャック
重量 23g
サイズ 53*15*10㎜
PCのUSB-Cが無いor足りない時は変換アダプターで接続可能 |
実は、製品の箱裏に書かれているスペックと微妙に違いますが、販売代理店であるIC-CONNECTさんのHP情報が正しいと思います。というか、箱の裏に書かれているスペックは特にサイズは「ATOM2」のサイズのように見えます。まぁ、そんなこともあると言った感じかもしれません(謎)。
さて、今回はレビュー前にまさかの廃盤になってしまったので、音の傾向や私がどんな風に使っていたかをさらっと紹介していくことにします。普段はASUS Zenfone8と「Beam2 SE-21」を付属のUSB-C to USB-Cのケーブルで接続して、そこにイヤホンを接続して使っていました。Yシャツの胸ポケットやスーツの内ポケットにスマートフォンを入れて、「Beam2 SE-21」はそのまま垂らして使う感じです。個人的には装着したまま動いてもブラブラして邪魔な感じはなかったですが、気になる人はケーブルクリップなどを装着して本体が動かないように固定してみるのも良いのかもしれません
「Beam2 SE-21は音の輪郭をくっきりとさせてくれます。 |
コンパクトなDACなのでイヤホンケースにまとめて入ります。 |
次に音質の傾向についてみていきましょう。「Beam2 SE-21」の音の傾向は、基本的には輪郭をはっきりとさせるタイプだと思います。特にゲイン設定を高にすると、音の輪郭がはっきりとして、低音域のパンチも出てきてサウンドにメリハリを感じます。大体のイヤホンは32Ω以下のものが多いので、通常使用時のゲイン設定は低~中で良いと思います。しかし、「音に物足りなさを感じるような時」や「ここ一番の時(謎)」には、機材には良くないかもしれませんが高ゲインを試してみるのも面白いです。ちなみに以前にレビューした「ATOM2」は音の輪郭に柔らかさやアコーステックな雰囲気を感じるタイプでした。
左からATOM2、Beam2SE-21、Beam3 Pro |
両者ともにDACチップにはES9281AC PROを使用しているにも関わらず、音の傾向がそれぞれ違うのが面白いところだと思います。私はその日の気分やイヤホンによって使い分けていました。本当はもっと前にレビューするつもりだったのですが、バタバタしている内にうっかりレビューし忘れて(大変失礼いたしました🙇♂️)、挙句に「Beam2 SE-21」はメーカーの方で廃盤(在庫が無いだけ?)になってしまいました。現在は、おそらく販売店にたまたま在庫があった場合しか購入できないかもしれません。もしも、気になる方は販売店の在庫や中古店などで見かけた際にゲットしてみてもよいかもしれません。個人的には「Beam2 SE-21」は3段階のゲインが選べるという高性能にもかかわらず「Beam3 Pro」に比べて安価なので、再販してくれると嬉しい気がします。本日も最後までお読みいただきありがとうございました(*´▽`*)🍀✨
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