【Audirect Atom2 レビュー】ハイレゾ音源を高音質かつリーズナブルに聴く方法をまとめてみました
初めてのハイレゾワールド(*´▽`*)✨ |
はじめに
みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)。本日はスマートフォンやPCにつなぐだけで手軽にハイレゾ音源の再生が可能になるコンパクトなのに超高性能なDAC(何と768kHz/32bit )、「Audirect Atom2」についてレビューしていきます。追記:非常に人気があるのか、現在Amazonでは品切れ中のようです。まだHiFiGO Audioには在庫があるようなので、お急ぎの方はHiFiGO Audioを利用してみるとよいかもしれません(HiFiGO Audioはコチラです)。
差し込むだけで高音質♬ |
「Audirect Atom2」は,昨今のイヤホンジャックがないスマートフォンで有線イヤホンを使用してハイレゾ音源を楽しむために開発されたコンパクトなUSB DACです。最近は多くのサブスクリプション音源がハイレゾ相当で配信されるようになってきました(Amazon Music Unlimted登録の人は無料でHDにアップグレードできるようになりましたね)。スマートフォンで音楽を聴く方はBluetoothイヤホン、特にTWSの使用者が増えているようですが、その一方でより良い音で音楽を楽しみたいと考えて有線イヤホンに戻ってくるユーザーも増加しているようです。オーディオファンの中でも、いわゆる上級者層(謎)はスマートフォンではなくDAPで音楽を聴く方が多いですが、初級者や中級者の中にはスマートフォンを使用している人も多いことかと思います(私もそうです(笑))。またDAPを持っていても持ち歩かない方も一定数いるとも聞きます。
TWSも良いけれど、やっぱり有線イヤホンが高音質。 |
スマートフォンで高音質音楽配信サービスを利用するユーザーにとっての悩みどころが、どのような機材を使って高音質音楽配信サービスをリスニングするかというところでしょう。王道はハイレゾ対応のUSB DACを使用して有線イヤホンに接続する方法だと思います。私も基本的にはこの方法でリスニングしています。さらに高音質を求める方の中にはDACのみではなく、ポーターブルアンプなどを使用する方もいると思います。私もコンパクトなUSB DAC兼ポータブルアンプである「Fiio Q3」(768kHz/32bit)を使用することがあります。アンプを使用することでUSB DACだけでは得られないようなパワフルなサウンドを得ることができます。しかしながら、たとえコンパクトなポータブルアンプを使用したとしても機材的にかさばってしまって持ち運びし辛いため、スマートフォンで気軽に音楽を楽しむ際にはYシャツの胸ポケットにもすっと収まるコンパクトなUSB DACの方が使いやすいことに異論はないところでしょう。実際、個人的には通勤通学電車の中でDAPはおろか、ポータブルアンプを使用している人を見かけたことはほとんどありません(;^_^A
これは胸ポケには入れづらい( ̄▽ ̄;) |
さて、USB DACと一口に言っても様々な製品があります。私がよく使っているエレコムのDAC内蔵USB-3.5㎜変換ケーブルAD-C35SDBK(96kHz/24bit)のような安価な製品(レビューはこちらです)から、I Basoo Audio BC01(384kHz/32bit)のような本格的なオーディオメーカーから販売されているような少しアダプター部分が大きな製品、そして、「Fiio Q3」のようにスマートフォンと重ねて接続するタイプのそこそこの性能を持ったアンプを内蔵している製品です。今回ご紹介する「Audirect Atom2」はUSB Type Cジャックにケーブル無しでダイレクトに接続するタイプのUSB DACです。「Audirect Atom2」はケーブルがないので有線タイプのUSB DACでは避けることができない断線のトラブルが起きません。また、I Basso Audio BC01のようなタイプはアダプター部分が大きくてぶらぶらするので、何かの拍子にスマートフォン本体や画面にぶつかってスマートフォンを傷つけてしまう可能性があります。しかし、「Audirect Atom2」はケーブルが一切ないため、DAC本体がぶらぶらする心配がなく、前述したようなトラブルが起きるリスクがかなり低くなります。
「Audirect Atom2」は驚くほどにコンパクトな筐体にも関わらず32bit 768kHzに対応しています。私はDACなどの機器に詳しくないのですが、なんだか凄い数値に見えます。どうやらES9281ACというDACチップが凄いようで、少し調べてみたところ、このレベルの性能を持ったDACはいわゆるハイエンドクラスの高価な据置機器のような製品に多いようです。また、高性能なDACは別途電源が必要な製品が多い中、「Audirect Atom2」はUSB TypeC(アップル製品向けのライトニング端子仕様もあります)からの給電のみで作動するようにできています。
この小ささは凄い(*´▽`*) |
「Audirect Atom2」は思っていた以上に高性能な製品のようです。これはちょっと期待で胸が高まってきます。「Audirect Atom2」のインプレッションを簡潔に説明すると「音源やイヤホン本来のチューニングに影響を与えずに、素直にサウンドをブラッシュアップしてくれる」製品です。詳しくはこの後、色々と見ていきたいと思いますので、本日も最後までお付き合いをよろしくお願いいたします(^_-)-☆
使ってみた
まずはパッケージから見ていきましょう。「Audirect Atom2」は黒いコンパクトな箱に入っています。シリコンコーティングがされているような独特なタッチの箱を開けると、箱の真ん中にウレタンモールディングに包まれてちょこんと「Audirect Atom2」が鎮座しています。説明書らしきものは一切入っていません。この製品を買う人には説明書は必要ないということなのでしょうか(;^_^A
付属品:無し(笑) |
WEBサイトなどで調べてみると、スペックは以下のような感じです。
仕様
DACチップ:ES9281AC
ヘッドホンポート:3.5mmシングルエンド
プラグ:Type-C / Lightningオプション
周波数応答:0.032dB @ 20Hz-40kHz
出力電力
≥30mW(16Ω)
≥62mW(32Ω)
≥7mW(600Ω)
S / N比:-118dB
THD + N:0.0004%
サンプリングレート:最大32ビット/ 768kHzをサポート
サポートされているDSD:最大DSD512
重量:18グラム
サイズ:28 ㎜×14㎜×11㎜
「Audirect Atom2」本体を眺めていきます。銅&亜鉛合金で出来た筐体で(W:28 ㎜×D:14㎜×H:11㎜)、本当に滅茶苦茶コンパクトです。恐らく持ち運びに困ることは・・・絶対にないと断言できるレベルで小さいです。むしろ無くさないように注意した方が良いレベルだと言って良いと思います。大体、手帳型のスマホケースと同じくらいの厚みですね。
コンパクトなQ3と比べてもこのサイズ感 |
本体には写真のようにLEDが搭載されていて、ビットレートに応じて色が変わります。WEBの情報によると、LEDが赤に光っている時は44.1/48kHz、青は88kHz~384kHz、緑は705kHz~768kHzのPCMビットレートで、黄色はDoP、白はDSDネイティブ、マゼンタはMQAに対応しているとのことです。使ってみた感じ、モードは音源や接続機器によって自動的に選択されるようです。私の場合、AmazonミュージックHDに接続した場合、Huawei P30ProだとLEDが青色に、Redmi Note 10Proに接続した場合はLEDが赤色に点灯しました。
P30Proの場合LEDが青く点灯すると・・・ |
AdobeのWEBサイトによると、ビットレートは音のフィデリティ(忠実度)を決めると記載されています。44.1kHzと書かれているのはいわゆるサンプルレートと呼ばれるもので、1秒間に音声サンプルを何回取得したかを表す数値です。要するに1秒間に録音機器が音をデータに変換する回数ということですね(合っていますか(;^_^A?)。AdobeのWebサイトによると、ほとんどのデジタル音声はサンプルレートが44.1kHzで、CDのサンプルレートがこれにあたるようです。これは録音中、音声が1秒間に44,100 回もサンプルとして取得されたことを意味し、音声が再生されるとオーディオ機器は音を1秒間に44,100 回再構築するということです。つまり、理屈的にはサンプルレートの数値が大きくなればなるほど、音が滑らかに出力されるということだと思いますが、AdobeのWEBサイトを読む限り、音楽を再生する環境によって適切な数値が変わるようで、かなり奥が深い世界のようです。もっと知りたい方は、サンプルレートやビットレートで検索してみると面白いかもしれません。
こんな感じでした。 |
今回はHuaweiのP30ProにTinHiFiのT5&SpinFit CP100+の組み合わせで使用してみました。TinHiF T5は「低音域から高音域までバランスよく、高解像度で臨場感を感じるサウンド」と言う、何ともステマ広告っぽい説明になってしまった製品ですが、当サイトでも人気が急上昇している製品で、実際にサウンドクオリティが非常に高いイヤホンです。最新のDOCドラーバーユニットを搭載したかなりコスパの高いイヤホンなので、おそらく多くのオーディオファンの方にはツボる音だと思います。特に今回のようなハイレゾDACとの相性は非常に良いと思います(とは言っても、周波数応答:10-20kHzです)。T5には関してもっと知りたい方は以前のレビューをご覧ください(TinHiFi T5レビュー)。
終わりに
本日はスマートフォンやPCにつなぐだけで手軽にハイレゾ音源の再生が可能になるコンパクトなのに超高性能なDAC「Audirect Atom2」についてレビューしていきました。「Audirect Atom2」はAmazon Music UnlimtedやApple Music、Spotify Music等、高音質化されたサブスクリプション音楽配信サービスをより良い音質で手軽に楽しむために開発されたと言っても過言ではない製品でした。DACやアンプはそれ自体の個性がある製品が多い気がしているのですが、「Audirect Atom2」は結構素直に、フラットに音をブラッシュアップしてくれる気がしました。変に低音域を膨らませたり、高音域を尖らせることがないので、悪く言えば大きな感動はないかもしれません。この手の製品は使う機材の組み合わせによる影響がかなり出ると思うのですが、私の使用環境では、全体的に音がクリアになり、中音域の表情、特にヴォーカルが非常に綺麗になった印象を受けました。いわゆる「化粧が施された綺麗な感じではなく、すっぴんがこんなに綺麗だったのか」みたいな感じです。
BQEYZ Summer(7-40KHz)との組み合わせもいい感じ |
アンプやDACで音が豊かになる場合、たまに音がぼやける印象を持つことがあります。「Audirect Atom2」は、音の輪郭がくっきり太いのではなく、いい意味でくっきり細い感じです。音の輪郭が非常に自然で周りの音域に干渉せず、ハイレゾ音源の良さ十二分に引き出してくれているという・・・いや、この辺りはわかるようで、本当はよくわかりません(笑)少なくとも、配信されている音源のデータや実際にストリーミングで消費されるデータはハイレゾ音源を使うことで可視化されていますが、私の耳と語彙力ではどこまで変わったかということがはっきりと説明できませんでした(・_・;)
現在13,481.9MB無料でストリーミング使用中♬ |
次にハイレゾ音源配信サービスをストリーミングで楽しむ方法について考えてみます。私は月々税込み770円から利用できるOCNモバイルONEを契約して、ストリーミングで使用することにしました。前回の記事でも少し触れたのですが、格安シムのOCNモバイルONEには、音楽データのストリーミング使用が無制限になるミュージックカウントフリーという無料オプションが用意されています(どの音楽配信サービスに対応しているかは、下のバナーからご確認ください)。ミュージックカウントフリーはOCNモバイルONE契約後、ネットから追加申し込みすることで使用できます。めちゃくちゃ宣伝みたいになってしまいますが、OCNモバイルONEは新規申し込みでの端末価格が非常に安いです。私の場合はミュージックカウントフリーを使いたいのもありましたが、XaomiのRedmi Note 10Proを安く購入する目的もあって新規で契約しました(今ならセール価格の18Kで購入できます)。ちなみにMNPなら更に安くなります。OCNモバイルONEはDoCoMo系の電波を使用しているので、日本中で接続が安定しているのも強みだと思います。もしも、ストリーミング中心でハイレゾ音源を使用する予定であればOCNモバイルONEでの運用はかなりおススメできると思います。しかも、現在、Amazon Music Unlimtedが実質6か月無料になるキャンペーンも開催中です。
ところで、XaomiのRedmi Note 10ProにAmazon Music Unlimtedからハイレゾ音源を実際にダウンロードしてみると、通常音源に比べてかなりの保存容量が必要になることがわかりました。スマートフォンの本体のストレージのみだと、色々と不便になることが想像できたので、私は512GBのSDXCカードを準備しました。私は信頼性を重視してSunDisk製のSDXCカードを使用していますが、ExtremeシリーズやExtreme Proシリーズの大容量SDXCカードは販売価格がかなり高かったため、Ultraグレードのカードを使ってみました。SDXCカードの種類のよって音が違うかはわかりませんが、とりあえず、今のところ使用上の問題は起きていないと思います。長くてまとまりがない記事になってしまいましたが、今回はこのあたりで終わろうと思います。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
いい音で楽しもう(*´▽`*)✨ |
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