【THIEAUDIO LEGACY2 レビュー】万人におススメしやすいバランスの取れた優しいサウンド

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尖ったところがない優しいサウンド(*´▽`*)🍀


はじめに

 みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)🍀✨本日はTHIEAUDIOから発売されている人気イヤホン「Legacy2」についてレビューしていきたいと思います。LegacyシリーズはTHIEAUDIOからリリースされているいわゆるマルチドライバーイヤホンで、ハイエンドモデルのLegacy9を筆頭に複数のラインナップで展開されています。THIEAUDIOは中国のイヤホンセラーであるL.S.AudioことLinSoul Audioのオリジナルモデルで、欧州での人気が高い製品のようです今回はL.S.Audioさん「Legacy2」を提供していただきました。


サイズも値段もお手頃!?


 「Legacy2」は10㎜のベリリウム製のダイナミックドライバー(以下、DD)とバランスド・アーマチュア(以下、BA)で有名なKnowle’s ED29689 をイヤホン片側に一基ずつ搭載した、いわゆるハイブリッドドライバーイヤホンです。Knowle’s ED29689はフルレンジBAなのでETYMOTIC RESEARCHのER-4Sや以前にレビューしたKBEAR Neonのように、単体で使われることも多いBAのようです。


コンパクトな筐体の中にはドライバーが丁寧に配置されています。

 「Legacy2」はオーディオファンの間で様々な意味で注目されやすいベリリウム振動板と、同じくオーディオファンの間で非常に評価が高いBAである、Knowle’s ED29689を搭載したイヤホンなので気になっている方も非常に多いのではないでしょうか?そんなThieAudio「Legacy2」のサウンドを簡潔にまとめると「程よい重さの低音域と伸びやかで解像度を感じる中高音域に魅力を感じるバランスが取れたサウンド」です。詳しくはいつものように、このあとじっくりと見ていこうと思います。本日も最後までお付き合いをよろしくお願いしますm(__)m


 

LEGACY2の動画も作らなきゃ(*´▽`*)


使ってみた

 まずはパッケージから見ていきましょう。いわゆる黒箱に入っています。箱を開けると、イヤホンとレザーケースが出てきます。レザーケースは青色で非常に綺麗です。イヤホンは初めからケーブルに接続されているので初心者の方でも安心ですね(謎)その他の付属品はシリコン製のイヤーピースが2種類(3サイズ)です。







 シリコン製のイヤーピースは黒いものと白いものが付属しています。黒いものはL.S.AUDIOのイヤホンにいつもついているタイプのものです。個人的には意外と着け心地が良いイヤーピースで、低音がそこそこ綺麗になってくれるものです。白いイヤーピースは、黒いイヤーピースに比べて、イヤーピースの高さが低く、軸も短いタイプになっていて、高音域が出やすくなっていると思います(個人の感想です)。イヤホン付属のイヤーピースはあまり使用せずに捨てられてしまうことが多いのかもしれませんが、せっかくなので一度聴き比べてみることをおススメいたします(もちろん、最後は好みだと思います(笑))。レザーケースはマグネットでフラップ状に開閉できるコンパクトで使い勝手が良いものです。付属しているケーブルは3.5㎜プラグ&0.78㎜ピッチの2pinタイプで、適度なボリュームで取り回しが良い編み込みタイプのケーブルです。詳しいスペックは不明ですが銀メッキケーブルのようです。




 イヤホン本体を眺めてみましょう。イヤホン筐体は透明の青い樹脂製で、フェイスプレート部分は水色のマーブル模様になっています。以前にレビューしたLEGACY3もそうでしたが、Legacy2はイヤホン筐体とノズルが樹脂の一体成型になっています。イヤホン筐体内部のDDとBAから音導管がノズル部分までつながっているので、ドライバーから発生した音がそのまま耳に届くような設計になっています。イヤホン筐体は引っかかるようなところが一切ない滑らかな造りで結構高級感があると思います。




音導管が見えますね。

 参考までにスペックは以下のようになっています。

インピーダンス:32Ω

感     度:108dB

周波数応答範囲:20Hz-20KHz

 機材によっては少しアンプなどを使ってブーストしてあげた方が音量が取りやすいかもしれません。実際にスマートフォンで鳴らしてみた印象では、音量不足に陥ることは無かったですが、Audirect Beam2SE-21を使った方が好印象でした。

 さて、そろそろ実際に音を聴いていきましょう。使用機材はXiaomi Mi11 lite 5G にUSB DACのAudirect Beam2S-21を接続して、イヤーピースはSpinFitのCP100+を使用しました。音源はAmazonプライムミュージックからYOASOBIの「ツバメ(feat.ミドリーズ)」をUltra HD音源で聴いていきます。今回はちょっと気が向いたので(謎)、Shure SE215SEと適宜比較しながら聴いてみたいと思います。


SE215SE

0:00~ 和風なイントロ。0:04の金属的な楽器サウンドのキレが◎。ヴォーカルの距離は琴よりも少し前でクリア。琴のサウンドの解像度が高い。琴の和音バッキング(キーボード?)も響きが良い。もしかすると琴ではなくて、どちらもキーボード?0:13のウインドチャイムの煌めき感も◎。


0:21~ 打ち込みのバスドラムサウンドは軽め。ハンドクラップは弾ける感じが軽快で気持ちが良いです。ヴォーカルは伴奏よりも半歩前くらいで自然な艶感があります。


0:59~ サビに入ります。メインヴォーカルとコーラスの距離感が大体同じくらいで非常に聴き心地が良いです。シンバルの音はしっかりと鳴りつつも前に出過ぎず、全体的な音のバランスが取れていて、不快なところがありません。こうやってじっくりと聴いてみると改めてSE215SEの良さがわかるような気がしました。


名機と比較(*´▽`*)


Legacy2

0:00~ ヴォーカルの位置がSE215SEよりもやや耳元に近づきます。伴奏がSE215SEの時よりもやや後ろなので、ヴォーカル主体で音を楽しみたい人はLEGACY2が好きかもしれません。琴のサウンドはSE215SEよりも厚みがありますが、ウィンドチャイムのきらめき感はSE215SEの方があります。


0:21~ 打ち込みのバスドラムサウンドはSE215SEよりもしっかりとした重さが出ていいます。一般的な低音重視のイヤホンに比べるとはるかに控え目な低音ですが、こうやってSE215SEと聴き比べてみると、非常に好感が持てる低音域の音作りだと思います。ハンドクラップのサウンドはSE215SEよりもやや厚みがある印象です。


0:55~ サビに入ると やはりヴォーカルは全般的にLEGACY2の方が前目です。シンバルの音もSE215SEよりも前に来ますが、金属サウンドの高いところはSE215SEの方が出ています。LEGACY2のサウンドは全体的にSE215SEよりもサウンドにやや厚みが感じられてマイルドな印象です。SE215SEをもう少しリスニング寄りに振ったようなオールマイティーに使いやすい一本だと思いした。


おススメしやす一本だと思いました(^^♪


終わりに

 本日はTHIEAUDIOの「Legacy2」についてレビューしていきました。「Legacy2」はイヤホン片側に10㎜のベリリウム製のDDと有名なKnowle’sBAの中でも定評のある ED29689 を一基ずつ搭載した、いわゆるハイブリッドドライバー構成のイヤホンでした。そんなオーディオファンが好きそうなドライバー構成の「Legacy2」のサウンドは「程よい重さの低音域と伸びやかで解像度を感じる中高音域に魅力を感じる、全体的に癖がないバランスのとれたサウンドに仕上がっていました。Amazonの販売ページを見ると低音にこだわったような記載がされていますが、良い意味で主張の強い低音域を出すタイプではなく、フラット傾向に感じるようなサウンドにチューニングされているので耳に優しいサウンドだと思います。


結構価格帯が近いですよね。

 「Legacy2」は中音域の鳴りが伸びやかで気持ちが良いので、個人的にはヴォーカル主体の楽曲やアコーステックギターやピアノとの相性が良く感じるイヤホンでした。ある意味で今回少し比較してみた「Shure SE215SE」と同じように低音域から高音域までバランスよく鳴ってくれるイヤホンなのですが、「Shure SE215SE」と比べると「Legacy2」は金属的なジャリっとした鳴りが控えめでマイルドなチューニングでした。この辺りは好みがわかれるところで、金属的な鳴りが耳障りに感じる人は「Legacy2」、金属的な感じが無いと物足りない人は「Shure SE215SE」がおススメだと思います。「Legacy2」はニュートラルな音作りのイヤホンが欲しい人は候補に挙げてみても良い一本だと思いました。本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m


実は(*´▽`*)・・・(謎)



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