【GEEK;STRADA MIRAGE-X4 レビュー】イヤホンリケーブルにハンドメイド、国産かつ高コスパ、音質重視の選択肢!!

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made in japan(*´∇`*)🍀✨

はじめに

 みんさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)🍀✨本日はGEEK;STRADAからリリースされているカスタムリケーブル「MIRAGE - X4」についてレビューしていきたいと思います。「MIRAGE - X4」は7Nの高純度銅 OFCケーブルに 4Nの高純度銀メッキを施したリケーブルです。現在販売されているラインナップはmmcx端子用の 3.5mmアンバランスプラグ仕様となっています。アマゾン販売ページに書かれたメーカーの説明によると「MIRAGE - X4」は「Shure SE215」のリケーブルとして開発されたケーブルで、「Shure SE215」の純正ケーブルよりも低音域と高音域をやや強くして、中音域をやや和らげた、いわゆる弱ドンシャリのチューニングバランスに整えたようなケーブルとのことです。


Shure SE215のリケーブルとして開発された


 ご存じの通りリケーブルはかなり多くのメーカーが販売しています。例えば、当ブログでは以前にレビューしたハンドメイド中華ケーブル製造メーカー「cooyin」、高コスパでリケーブル界を席巻している「JSHiFi」、エントリークラスケーブルからハイエンドケーブルまでラインナップが非常に豊富な「NICEHCK」、そしておそらく日本国内製造メーカーとしてオーディオファンの間で圧倒的な信頼性と知名度を誇る「NOBUNAGA Labs」あたりが有名でしょうか?今回レビューするGEEK;STRADAの「MIRAGE - X4」の特筆すべき点は、日本国内製造でしかもハンドメイドにも関わらず購入しやすい価格帯と言う点かもしれません。


もちろんShure以外のmmcx端子イヤホンにも使えます


 アマゾンの販売ページによると、「MIRAGE - X4」の主要素材は、前述したようにケーブルは7Nの高純度銅に4Nの高純度純銀メッキを施したもので、ケーブルの外装材としては黒鉄 、鋼 、 αβ黒鉛(積層グラフェン) 、弾性エストラマー 、 絹と様々な材質を組み合わせた非常に凝った作りにになっています。そのようなこだわった外装から作り出されるケーブルは、非常にしなやかで取り回しが良く、とても個性的で綺麗な色合いに仕上がっています。カラーバリエーションは「Glacé Flügel」「Sunrise Vermilion」「Verde Tempesta」の三色です(ドイツ語?)。ちなみにざっくり言うと、青、赤、緑なのですが、それぞれ独特な色合いで仕上げられていて、写真だと微妙に表現しづらい色合いだと思います。この独特な深みのある色合いは実物を見ないとわからないかもしれません。


深みのある独特な色合いは写真では再現が難しい


製品の仕様は以下のようになっています。

型式 : MIRAGE-X4 ( GSX4-M000 )

主要素材 : 純銅7N / 純銀4N || 外装材 : 黒鉄 / 鋼 / αβ黒鉛(積層グラフェン) /弾性エストラマー / 絹

種類 : MMCX male || 接続 : RF MMCX Connection

種類 : Core_X4 Cable || 全長 : 約1250mm


非常にこだわりある素材で作られたケーブルです。


 前述したように音質の要となる主要素材には7Nの超高品質銅線、そしてその銅線は4Nの高品質な純銀でメッキされていおり、外装材(おそらく銅線を包む皮膜だと思います)には黒鉄 / 鋼 / αβ黒鉛(積層グラフェン) /弾性エストラマー / 絹が使われています。外装材がどのように使われているかはよくわかりませんが、「なんだか凄そう」です。余談ですがGEEK;STRADAは自作イヤホンケーブル用の高品質な銅線や端子、イヤホン筐体を作るための樹脂などちょっとマニアックな製品を販売しているので、気になる方はアマゾンの販売ページを覗いてみると面白いと思います。そんなわけで本日も最後までどうぞよろしくお願いいたします(*´∇`*)🍀✨


気がつけば二ヶ月更新していない(−_−;


使ってみた

 まずはいつものようにパッケージから見ていきましょう。パッケージは・・・何の辺輝もないプラスティックバッグです。cooyinのような豪華なケーブルケースやNOBUNAGA Labsのようなしっかりとたパッケージではなく、GEEK;STRADAの「MIRAGE-X4」はパッケージには全くコストをかけずにコストは製品に全振りしている印象です。ちなみにケーブルを束ねているバンドも特にロゴなどは一切入っていない、某ショップの汎用ケーブル帯だと思います。そういった意味では豪華な工業製品を求めるユーザーは肩透かしをくらうかもしれません。しかしハンドメイドケーブルをこの価格で販売しているのはある意味すごいことで、正直言って利益が出るのか心配になってしまいます。


NOBUNAGA Labsのパッケージ

cooyin 金メッキ単結晶銅8芯ケーブル
cooyinは保管箱付き

GEEK;STRADAはコストを線材に全振りしている印象です


 ケーブル全体をじっくりと眺めていきましょう。プラグは3.5㎜のシングルエンドのアンバランスプラグです。プラグケースはGEEK;STRADAのロゴが入った小ぶりなもので、大手の製品のような高級感はありません。ケーブルを左右に振り分けるセパレーターやmmcx端子ケース(熱集収縮チューブ?)も小ぶりなものが使われていて、高級感と言った観点からすると大手の製品のような高級感や工業製品感はありません。イヤホンと接続するmmcx端子部分にはLRなどの刻印はなく、端子部分に金属製のカシメが入った方がR側、カシメが入っていない方がL側になっています。趣味性の高いオーディオ製品と言うジャンルにおいて、使用されているパーツの外観に豪華さを求めるユーザーにとっては物足りない外観だと思いますが、音質重視の手作りカスタムメイドケーブルというモノに萌える方にとっては面白い造りだと思います


手前のカシメ付き端子がR側


 さらにケーブル部分をじっくりと見てみましょう。ケーブルは細くてしなやかなケーブルが丁寧に編み込まれています。そして、前述しましたが色合いが非常に綺麗です。この色合いは写真では中々伝わり辛いですが、大手のリケーブルでは見たことがありません。最近は太目のリケーブルが流行っていますが、GEEK;STRADAの「MIRAGE-X4」に使用されている細いケーブルはしなやかで取り回しが良く、非常にコンパクトにまとめることがでるので小さなイヤホンケースやポーチに収納できます。余談ですが細いケーブルはやや絡まりやすい傾向があるため、収納時には8の字を描くようにまとめるとケーブル同士が絡みにくくなるので、ケーブル同士の絡みに悩んでいる方一度試してみることをお勧めします現在販売されているリケーブルのほとんどはイヤホンをShure掛け(耳の上から回してかける)することを前提に設計されているため、耳掛け部分にチューブやワイヤーで癖付けされている製品が多いと思います。しかし、GEEK;STRADAの「MIRAGE-X4」は耳掛け部分に癖付けなどの処理がされておらず、また非常にしなやかな線材の特性も相まって自然な形でストレスなくShure掛けできるのは好印象です。また、耳掛け部分の癖付け処理が無いのでShure掛け非対応のmmcx端子リケーブルを探している方にとって、「MIRAGE-X4」はある意味貴重な選択肢になると思います


耳掛けしないでも使用できます


 さて、肝心のサウンドですが、メーカーによると「「MIRAGE-X4」はShure社のSE215(AONIC215) をベースに創造(ツク)られた」カスタムラインで、メーカーのキャッチコピーを引用すると「貴方の日常をブライトなサウンドで彩る【 一結線(ヒトフリ) 】、オリジナルケーブルとイヤホンのバランスを 極力壊さないイコライジング」とのことです。また「低音域の - キック - はライブの様な臨場感を、中高音域の - アタック - は煌びやかな余韻をより鮮やかに。密閉型の弊害とも言える 中低音域の圧迫感を軽減。スポーティな - レスポンス - と、駆け抜けるような - サウンド - を提供します」とのことで、純正ケーブルとの組み合わせ時に、音がやや籠ると言われているShure SE215をより現代的でブライトなサウンドにブラッシュアップすることを目指した一本と言うことになると思います実際に「MIRAGE-X4」をShure SE215に使ってみたところ、純正ケーブルと比べて非常に取り回しがしやすく、実際のサウンドも純正ケーブルと比べてセンシティビティが向上するタイプのケーブルで非常に好印象でした。特に純正ケーブルと比べて、音の粒立ち、分離感がくっきりと出てくるので、純正ケーブルとの組み合わせだとクラシカルなSE215の音が、「MIRAGE-X4」を使用することでやや現代的にブラッシュアップされる印象を受けました。今後は他のmmcxケーブルを使用したイヤホンレビューでも試していきたいと思います。


SE215のサウンドがブラッシュアップされます♪

深みのあるSunrise Vermilion

終わりに

 本日はGEEK;STRADAからリリースされているカスタムリケーブル「MIRAGE - X4」についてレビューしていきました。「MIRAGE - X4」は非常に高価な7Nの高純度銅 OFCケーブルに 4Nの高純度銀メッキを施したケーブルで、線材クオリティへのこだわりもさることながら、色にもこだわり抜いて造られていて、同社が【 和ノ彩 】- wanoiro -と呼ぶ、自然の鉱石から特殊抽出された染料で染め上げられるケーブルは、日本で育まれた奥深くも鮮やかな色彩が表現されていて、他のメーカーにはない美しい色合いがとても印象的でした。


自然の鉱石から特殊抽出された色合い

Verde Tempestaも綺麗です✨


 そんな「MIRAGE - X4」は本店工房である "Kawaguchi Lab."で一本一本職人の手で作られているハンドメイドのメイドインジャパンにも関わらず、リーズナブルな価格で販売されているケーブルでしたが、使用されているプラグケースやセパレーターなどの部品は装飾が一切ないため良く言えば質実剛健、悪く言えば地味な印象は拭えないと思いました。特に、オーディオという趣味性の高い世界においては見た目的に豪華なパーツが使われている製品を良しとする方も少なからずいるので、見た目が豪華なパーツが使われているモデルや、現在主流になっている2pin仕様なども今後のラインナップに加わると面白いと思いました。個人的には今後もGEEK;STRADAの製品に注目していきたいです。本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m🍀✨


この雰囲気で4000円以下

Glacé Flügelは結構グフ(謎)(*´∇`*)✨

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