【BLON BL-07 レビュー】優しく包んでくれるエアリーなサウンド
アートシリーズ(*´▽`*)✨ |
はじめに
みなさん、こんにちは。三流心理カウンセラーです(*´▽`*)🍀✨本日はBLONから新しくリリースされたイヤホン「BL-07」についてレビューしていきます。中華イヤホンファンの方はご存知かもしれませんが、ここ最近のBLONのイヤホンは非常に個性的なデザインの金属筐体モデルが多いです。今回リリースされた「BL-07」も金属筐体で、「BL-mini」、「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」のようにどこかアートを感じるようなデザインです。しかし「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」のデザインがあまりにも個性的だったため、一般的なIEMに比べて個性的なはずの「BL-07」のデザインは一見すると結構普通に見えます。
mini、MAX、Prometheusと比べると・・・ |
「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」のイヤホン筐体は鏡面仕上げの2色展開でした。鏡面仕上げのイヤホン筐体は指紋や撮影時の映り込みなど、扱いに気を使うところもありますが、アートな感じのBLONイヤホンのデザインを引き立てるので個人的にはかっこいいと思う一方で、好みが分かれるかもしれないと思っていました。今回発売された「BL-07」は鏡面仕上げの他に個性的なパール塗装の紫色がありますので、鏡面が苦手な方でも手に取りやすいかもしれません。
BL-07は普通に見えます(・。・; |
「BL-07」はイヤホン片側に10㎜のファイバー振動板を搭載した、いわゆるシングルダイナミックドライバー(以下、DD)機です。何となくですがBLONはシングルDD機が多いようなイメージです。いや、先日レビューした「BL-MAX」は2DDでしたね(;^_^A
様々な素材で作られた振動板がありますが、「BL-07」の振動板は販売ページを見るとファイバー振動板と書かれています。具体的にはどんな素材(何のファイバー)なのかを少し調べてみたのですが、具体的に何ファイバーなのかは残念ながらわかりませんでした。もしも、わかる方がいらっしゃれば教えてください(その時は追記させていただきます)。そんな「BL-07」の音を簡潔に表現すると「弱ドンシャリでありながら自然で優しく包み込んでくれるようなエアリーなサウンドです」詳しくはこの後じっくり見ていきたいと思います。本日も最後までお付き合いをよろしくお願いいたしますm(__)m
使ってみた
まずはパッケージから見ていきましょう。ここ最近のBLONでは定番になっている、すっきりとした白い外箱です。箱を開けるとイヤホン筐体と付属品が入ったBOXが見えます。付属品はシリコン製イヤーピースが二種類(通常タイプ3サイズS,M,L&軸が可変タイプのBLON Fit が2サイズM,L)、スリムな銀メッキケーブル、キャリーバッグです。
お洒落な雰囲気のパッケージ |
付属品はいつも通りでした |
付属品はいつも通りなので、イヤホン本体をじっくりと見ていきましょう。イヤホン筐体は最近のBLONとしては一見普通な感じのデザインですが、「マルチアングルデザイン」と名付けられた、いくつかの平面を組み合わせでできたデザインで非常すっきりとした印象を受けます。イヤホン筐体はイヤホン本体側とフェイスプレートの2ピース構造のようで、イヤーピースを装着するノズル部分の仕上げも滑らかで、全体的なビルドクオリティはとても良いと思います。
マルチアングルデザイン(*´▽`*) |
イヤホン筐体は一見カクカクした感じですが、イヤホン本体の耳に接する側は耳にフィットするような形状に仕上げられていて、実際に装着感してみると装着感がとても良くて遮音性も高いです。ここ1‐2年のBLONのイヤホンは個性的なデザインにも関わらず装着感が非常に良いので、BLONのイヤホン未体験の人は是非とも一度使ってみて、その不思議な装着感を体験してほしいなと思います。耳の形状にもよるとは思うのですが、低価格帯の中華イヤホンの中では、BLONのイヤホンが一番装着感が良いと思います。
何気に装着感は良い。ベント孔は大き目に見えます。 |
カラーバリエーションは、シルバー、グレー、パープルの三色展開で、今回私の手元にあるのはパール塗装が綺麗なパープルです。フェイスプレートが複数の面からできているので、光が当たる角度によって煌きのコントラストが生まれて凄く綺麗です。シルバーとグレーは実物を見ていないのでわかりませんが、おそらく「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」等と同じようにメッキ仕上げなのかなと思います。
スペックは以下のようになっています。
周波数帯域:20-20000Hz
インピーダンス:16Ω
感度:115dB/mW
そろそろ実際に音を聴いていきましょう。機材はASUS Zenfone8にAudirect Beam2SE-21を接続して、AmazonプライムミュージックUnlimitedから緑黄色社会さんの「LITMUS」(UHD 24bit/48KHz)を聴いていきます。
この組み合わせで聴いていきます(*´▽`*)🎧 |
0:00〜 電子ピアノのイントロからスタートです。その後、ヴォーカル、ギター、ドラム、シンセサイザーなど、様々な楽器が入ってきます。「BL-07」のサウンドはヴォーカルの息づかいのニュアンスは感じられますが、生々しさを感じるタイプではなく、ふんわりとしていてとても心地よく響きます。
0:30〜 ドラムのフィルインとともにバンド隊が入ってきます。ドラムのフィルインは太鼓が結構広めに配置されている感じで躍動感があります。ギターやベースは存在感はありつつも、音場の内側から外側に抜けるような感じです。音場の空間をしっかりと感じられるようなチューニングです。
audirect ATOM2との相性も良かったです。 |
0:41〜 Aメロ〜Bメロです。ヴォーカルのふんわりとした広がり感、ギター、ベース、ドラムもそれぞれの響きに優しさを感じます。ふんわりとした広がりといっても、変にぼやけた感じがするわけではなく、各楽器の存在感はしっかりとしています。このパートでは、アコースティックギターのエアリーな感じ、ベースのずぅーんと響く重さと広がりのバランスが気持ち良いです。
iPhone用のATOM2とBeam3も発売中
1:12〜 サ行連発のヴォーカルの歌声が刺さりそうで刺さらないです。「BL-07」のサウンドは広がりがありますが、縦方向ではなく横方向の広がりを感じます。シンバルなどの金物のサウンドも金属感はあるのですが、「BL-07」はこの手の金物の音が前に出てくるタイプではないので耳に優しい感じになるのかもしれませんね。
終わりに
本日はBLONから新しくリリースされたイヤホン「BL-07」についてレビューしていきました。「BL-07」はイヤホン片側に10㎜のファイバー製DDを一基搭載したシンプルな構成のシングルDD機でした。以前にリリースされた「BL-mini」「BL-A8 Prometheus」「BL-MAX」と比べると一番穏やかな音作りで「弱ドンシャリでありながら自然で優しく包み込んでくれるようなエアリーなサウンド」は、肩の力を抜いてリラックスできるようなとても心地良い音作りだと思いました。
言い忘れていましたが、TFZ 2pinです |
「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」はどちらかと言えば輪郭がしっかりした寒色系の音作りだったので、今までのBLONの音を期待して「BL-07」の音を聴くと驚くかと思います。「BL-07」は弱ドンシャリでありながら暖色系のサウンドで、J-POPやアニソンのような楽曲はもちろん、個人的には特にピアノ系の楽曲との相性が良いと思いました。ピアノの持つ温かみのある音の余韻が自然に表現されやすいので、ピアノソロ楽曲をのんびりと聴く方は一度試してみると面白いかもしれません。逆に言えば、シンバルなどが耳に刺さるくらいが心地よい方には物足りない可能性もあります。HR、HM系の音楽を聴く方は「BL-A8 Prometheus」や「BL-MAX」の方が満足感が得られると思います(両者ともに高音域が刺さるような雑なチューニングバランスではありませんが(笑))。
個人的にはピアノ系楽曲をリラックスして聴くのがおススメ |
「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」は金属筐体でどれも今までに見たことが無いようなデザインでした。そういった意味で言うと今回リリースされた「BL-07」は、一見普通のデザインに見えると思います。よくある普通のIEMのフェイスプレートをスパッと切り落としたかのようなデザインで、「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」のような未だかつて見たことがないようなデザインではありません。しかし、「BL-07」のデザインをよく眺めてみると7つの平面から構成されていて、光の当たる角度によって表情を変えるようにデザインされていることがわかります。曲線を使ってデザインされていた「BL-mini」や「BL-A8 Prometheus」、「BL-MAX」で感じたインパクトとはまた違った、シャープな新鮮さを感じる「BL-07」のデザインです。また最近のBLONのイヤホンで特筆すべきポイントの一つである快適な装着感は「BL-07」でも健在で、そのデザインからは想像できないほどフィット感が優れていて遮音性が高いため、電車の中のように騒音がある環境でも快適にリスニングができました。通勤や通学時にリラックスして音楽を聴きたいときにおススメの一本だと思います。そんなわけで本日も最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m🍀✨
エアリーなリラックス系サウンドでした(*´▽`*)🍀✨ |
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